忌まわしい 思いは消えぬ ダチュラかな

Dachura reminds me of two things. One thing is about Hanaoka Seishu and the other is Ohm Shinrikyo. That saved people and this killed people.

もうチョウセンアサガオが咲いていました。春先に咲く花ですが、温暖な地域ではこの頃から咲くんですね。

ここに挙げたダチュラとはキナリチョウセンアサガオの別名です。普通に言うチョウイセンアサガオは一年草の草本系ですが、ダチュラは木なりで木本系です。いずれも猛毒を含み、この毒性を利用して花岡青洲先生は麻酔薬を作って世界で初めて全身麻酔による癌手術を成功させました。これを記念してチョウセンアサガオは麻酔学会のシンボルマークになっています。

一方、1995年の1月に起こった阪神淡路大震災の直後3月にあの忌まわしい地下鉄サリン事件が起こったのですが、これを起こしたオーム真理教が信徒の洗脳に使ったのもこのチョウセンアサガオです。ニュースでも時々「ダチュラ」という言葉が出ましたが、覚えておられるでしょうか。チョウセンアサガオは諸刃の刃(もろはのやいば)になったわけです。

花は大きくてお世辞にも可愛い花とは言えませんが、純白はナイチンゲールを連想させる清潔感があります。

オーム真理教との関連は忘れたいですが、花岡青洲先生のことは、皆さん、よく記憶に留めておいていただきたいです。

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