東塔は 紅葉に負けず 浄瑠璃寺

The three storied pagoda standing on the east side of Joruri-ji Temple Main Hall stands more beautifully even in the woods which are surrounded colored leaves.

東塔とは歌いましたが、いわゆる西塔と東塔が並ぶ大寺院の東塔という意味ではなく、浄瑠璃寺は池を挟んで西に本堂、東に三重塔という配置になっているので東の塔という意味で東塔と歌いました。

一帯を「当尾の里」といい、京都府の南端、奈良県と境を接する位置にあり、この浄瑠璃寺や岩船寺などの古寺や石仏が点在する癒やしの里です。

浄瑠璃寺は本堂の九体阿弥陀如来(国宝)と東塔の薬師如来(重要文化財)が主仏ですが、身の丈90cmの「吉祥天立像」が特に人気があり、春、秋、正月の一定期間のみ厨子の扉が開かれる秘仏です。

学生の頃訪れたときは本当に田舎のお寺で人気(ひとけ)はなく、もちろん食堂も店もないようなところでしたが、今は、シーズンには観光バスが何台も乗り入れ、食堂、お土産店が立ち並ぶ一大観光スポットになっています。

三重塔は模様替えされ、朱色鮮やかになりましたが、佇まい自体は昔のまま、せめてもの救いでした。

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