野の花は 浮気亭主の 古女房

Cherry blossoms have begun to bloom in various parts of Japan. Everybody goes out for cherry blossoms. Even at that time, wild flowers are always blooming in the local fields.

桜が日本各地で花開き始めました。しかし今日は曇り空。出鼻をくじかれた感じです。

桜は陽光に照らされてこそ、その華やかさが目立ちますが、今日のような曇天の元ではかえって重苦しく感じます。

その点、野に咲く花はこんな日にも小さいながらも明るく心を照らします。

古女房とは女性に対してずいぶん失礼な表現で、こんな言葉もだんだん無くなっていくのでしょうが、味わい深い言葉にも感じられます。

そういえば似たような表現で「糟糠の妻」という表現があります。

「糟糠」とは米かすと米ぬかのこと。つまり粗末な食べ物のことで、そこから生まれた表現に「糟糠の妻は堂より下さず」という慣用句があって、簡単に「糟糠の妻」というわけですね。

糟糠のような粗末な食べ物を共にしながら貧しい時、苦しい時を過ごしてきた妻を、立身出世したからと言って離縁するわけにはいかないという、これも何か時代掛かった表現であり、お話ですが、今や立場が逆転しているご夫婦も沢山見受けられます。

昨日も、夫婦別称が裁判で認められなかったわけですが、社会進出する女性も増え、様々な分野でリードする女性が増えているのは事実で、これも新しい時代の特徴です。

桜を見ての死生観。これもどうも男の見方で、女性の見方ではないような気がします。どうでしょうか。

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