レインリリー 声を掛けると 頰を染め


Rain Lily blooms beautiful flowers when the bulb moistens after drying at high temperature. It is usually pure white, but varieties that become slightly pink are rare.
いつもすごいと思うのは、この地球上に存在するありとあらゆるもの、難しくは神羅万象に名前がついているということだ。新しいものが見つかったり、作り出されたりしてもすぐの命名される。
植物も同じで、名もなき何々という表現を使って、誰にも知られていないとか、そんほど珍しいとか、不思議なとかという内容を表現することがよくあるが、実はその名を知らないか、知って伏せているだけで、まあ我々の目につく限りの植物には名前がついている。
その名前にも、ああなるほどと納得するものもあれば、何でこんな名前を付けたんだろうと思うのもある。オオイヌノフグリのフグリは漢字で書けば陰嚢で、ヘクソカズラみたいにとてもかわいい花なのに、匂いが何となくということで下品な名前を付けたり、面白いといえば面白いが、実に無責任で配慮の足りない名の付け方だ。
最近は外来種も多いから、カタカナで意味も分からないものも多い。
このレインりりーもそうで、なんやら目、なんやら科のタマスダレ属に属する花たちの総称で、単独の名前ではない。
タマスダレの仲間はその白さ加減が売りだが、ピンクもあれば、黄色いのもある。ここに挙げたレインリリーも珍しい。淡いピンクの縁取りが、なんともかわいい雰囲気を醸し出している。