あっ惜しい もうちょっとやのに 蝉の奴


Almost had it! I had a happy time to return to a kid again, catching cicadas. I wrotes using the Osaka dialect.
大阪弁丸出しの俳句にした。何々やのに、標準語だと、何々だのに、となるところかな。
俳句にも伝統を重んじる派もあれば、山頭火のように、このどこが俳句やねん、と思うような自由俳句もある。
要は人の心をとらえればいいんだが、それだったら何も俳句に限ることはない。やはり、俳句には俳句のしきたりがあるんだから、俳句かどうかわからないでは困る。
方言を使った俳句もあるんだろうが、よくは知らないが、ちょっと大阪弁を使ってみた。
さて、蝉。
昨日、散歩していたら、木の低いところで蝉が鳴いている。ふっとつかみたくなって手を伸ばした途端、おしっこをピット出して逃げられてしまった。童心に帰った瞬間だ。それを句にした。
蝉で思い出すのは、昔、浄瑠璃の師匠をしていた大叔父に連れられて淡路島に行ったとき、朝の箱膳に蝉が2,3匹のっている。食べてみ、と勧められてびっくり仰天。蝉なんか食べられるなんか思ってもみなかったのからだ。
気持ち悪いけど、勧められるままに食べたんだが、香ばしくて意外においしい。焼き蝉に醤油を付けて食べるわけだ。
そういえば、イナゴの佃煮は食べたことがある。これはシーズンになればデパートの食品売り場にも出ている。
調べてみたら、沖縄では、今はそうでもなさそうなんだ、広く蝉を食べる習慣があったそうで、それ以外にも、奈良や長野にもそういう食習慣があったと書いてある。だから、これらの地方だけでなく、もっと広く食べられていたんではなかろうか。
外国では貴重なたんぱく源になっていて、ごく当たり前に食べる国はたくさんあるそうだ。芋虫なんかは重宝されるくらいだという。アメリカにだってそれ専門のレストランがあるそうだ。
思い出したが、ミミズも高蛋白で、食されもするし、漢方でも有名だ。石切神社の前の漢方薬店で大叔母が買っていたのを思い出した。
中国高級飯店に行ったとき、サソリの空焼きが出てびっくりしたことがある。
今日はゲテモノ食のオンパレードになってしまった。