たらふくと 西瓜も食べた  悔いは無し


Everything of watermelons in this year was sweet and delicious. Even this alone is very satisfying and thankful to God.
今朝の気温は23度。久しぶりですがすがしい朝を迎えた。
このままでは済まないだろうが、コオロギも鳴き出したので、意外に秋は早いかもしれない。
今日はスイカの思い出。
中国に滞在していた時、夏は毎日のようにスイカを食べていた。
というのは、中国では北京や上海といった大都市でもまず水道水が飲めない。だから大概の家にはウォーター・サーバーが備えてあって、ボトルを買ってセットし、普段はそれを飲む。
しかし、夏はスイカを買って、それを食べて飲料水代わりにする方が安くつく。
大玉でも高くて150円どまり。
中国の団地は、何々城といって、大概の団地が高くて頑丈な塀で囲まれていて、入口には守衛が出入りを厳重にチェックしている。
夏になると、その門の前に、スイカをいっぱい積んだトラックが何台も駐車していて、店を出し、売り切れるまで何日でも待機している。
だから、もう夏の終わりには、まさしくスイカ腹だ。
繁華街に出ても、あちらこちらの屋台で、スイカやメロン、マンゴーといった様々な果物を冷やして箸に挿したりして売っている。ヤシの実を絞った白いジュースなどは牛乳そっくりで、とても美味しい。それに何といっても安い。100円もあればお腹を壊すくらい食べられる。
一度、上海郊外の百姓家を訪ねたことがあるが、スイカ畑は桁外れ。とにかく畑の端が見えない。そこにスイカが何千個だろう、スイカ、スイカ、スイカだ。もうこれを見ただけでも、中国は何という国だろうと唖然としたことを覚えている。
しかし、こうして日本のスカを食べると、やはり日本の方が美味しいし、ともかく甘い。
昔は当り外れがあったもんだが、最近はそれがない。日本人の琢磨ざる向上の精神の表れだろう。