乗り越えて やっと実りの 稲穂かな

The rice plants that endured both the hot summer and the typhoon get down the heads and only wait for being harvested now.

朝早くから祭太鼓の音が聞こえてきます。6日、7日のだんじりのお囃子の練習です。全国どこでもこの時期秋祭りが繰り広げられますが、元は稲の無事収穫を感謝してのお祭りです。

今年も梅、桜の開花時期、梅雨入り、梅雨明けのずれ、集中豪雨、記録破りの高温、台風の巨大化と異常発生、どれをとっても想定を超える天変地異の連続でした。それでもなんとか耐えて、全国の稲作状況も指数102で「やや良」だそうですから、ありがたいことです。昔ならこうは行かなかったでしょうから、様々な面でやはり進歩、改善されてきているのでしょう。

古来、食においてはもちろん、税の基本に成ってきた日本では、今でも米の収穫状況はその年の国力を占う指標になっています。食生活も変わり、朝食はパンという家庭も多くなり、米の作付面積もどんどん減って、このままでは米の輸入国になるという危惧もありますが、美味しい米もどんどん増えています。

第三次安倍内閣が発足しましたが、日本の農業政策には今も確としたものがありません。工業立国、IT立国、観光立国も大切ですが、食糧安保をしっかりしたうえでの立国で、最近話題の廃棄食品問題なんかも含め、将来を見越した農業政策をしっかり確立してほしいものです。