平成も 今年最後の 枯れ薄

Heisei is also until April next year. When I am watching Karesusuki illuminated by the sunset like this, I can not wipe out some kind of impressions for myself that I have been living in the times of Showa and Heisei.

今年は平成30年。ついこの前に平成に代わったのにという感覚ですが、平成元年に生まれた人がもう30歳になるんだと思えば、ああもう30年も経ったんだとその年月の長さを実感する次第です。

その平成も来年4月までで、5月からは新しい元号に代わるわけですから、昭和生まれはもはや時代物ともなりかねない、そんな時にこんな風景を目の当たりにすると、何というか、一抹の寂しさを覚えます。

枯れすすきは自分の人生と照らし合わせて共感を呼ぶようで、1974年、昭和49年、オイルショックで揺れる昭和の真っただ中で、さくらと一郎がデュエットで歌った『昭和枯れすすき』がヒットし、もっと古くは、1921年、大正10年に野口雨情作詞、中山晋平作曲の名コンビが世に出した『枯れすすき』が、1923年の関東大震災を受けて大ヒット、後に『船頭小唄』としてうたわれ続けます。

平成に入ってから「枯れすすき」を歌った歌があるのかどうか知りませんが、時代が変わっても、世の無常を感じる日本人特有の心情が感じ取られます。