笠を着て 紅葉樹海に 浮かぶ富士

Mt. Fuji which puts on a cloud cap at the summit and is standing on a sea of the trees turning to have been red leaves tells us the arrival of winter.

2階笠を被り、紅葉の樹海にそびえ立つ富士山は冬の到来を告げる典型的な姿です。頂上付近には強風が吹き、太平洋から吹き上がる高湿度の空気が富士山に笠を被せます。

今年は、というよりも最近はと言ったほうが良さそうですが、異常気候の連続で、例年気象庁が発表する「木枯らし第一号」が東京では発表されず、大阪では11月22日に発表されました。東京で「木枯らし第一号」が発表れれなかったのは39年ぶりだそうです。

「木枯らし第一号」の決まり事には11月末日までにというのがあって、11月末日までには吹かなかったということです。大阪の11月22日も例年より23日遅れということですから、やはりかなり遅かったわけです。

この「木枯らし第一号」も東京と大阪だけで発表されまが、北海道の初雪も、各観測地点にもよりますが、札幌で11月20日で、1876年の統計開始以来の遅さだと言いますから、やはり全国的に冬の到来がかなり遅れています。

いっときは地球温暖化の問題が大きく取り上げられ、その原因と目される二酸化炭素削減が声高に叫ばれましたが、福島原発事故以来その声も小さくなり、今ではまたまた二酸化炭素の濃度が増しつつあります。

地球温暖化はもっと大規模な原因によるのでしょうが、長期的な展望を持って意識も堅持したいものです。