菜の花を 摘んで巻きたや 恵方巻き

February 3rd is Setsubun. Setsubun refers to the day before the beginning of each season and is a holiday in Japan. We will drive away evil spirits with beans on this day and eat wrapped sushi.

伊豆伊東の下田街道沿いの菜の花畑です。

伊豆は場所によっては亜々熱帯的な気候なので、水仙はもう盛りを過ぎ、梅や桜も満開というところが多いそうです。

2月3日は節分ですが、季節が逆転しているのが伊豆ですね。恵方巻きは関西で生まれた巻きずしですが、これに菜の花を添えれば、鬼もびっくりして逃げ出すかもしれませんね。

薄氷 解けて羽ばたく コブ白鳥

A young Mute Swan is flapping on the water’s edge of the pond where the thin ice has melted. It might be a pleasant warmth for them although it is so cold.

この寒いのに、近くの池では、白鳥や鴨が我が物顔に遊弋しています。見るだけでいっそう寒くなってきます。

不思議ですね。もっと住心地の良い場所があるだろうに、どうしてこんなに冷たい水の中を好むんでしょうね。

そうか、そんな解釈はこちらの勝手な解釈で、鳥たちにとっては、ここが住みよい環境なんでしょうね。

白鳥や鴨は渡り鳥で、こうして冬は“温かい”日本にやってきて、春にはまた北に移動するから渡り鳥なんですが、今は結構このまま居座り「留鳥」化するのも多いんですって。北海道のタンチョウヅルもそうだし、ここに写ったコブハクチョウもそう。年がら年中見かけますもんね。

そう言えば、人間様だって、日本にやってくる外国人がそのまま日本に居座る人も多いんですって。

日本は、人間にとっても、鳥たちにとっても居心地がいいんだ!って、勝手に今日も喜んでいます。

若き日を 想えば潤む シクラメン

When looking at the red cyclamen, various memories of a young day come to the eyelids, and my eyes are getting wet somehow. 

うす紅色のシクラメンほど まぶしいものはない

シクラメンを見るたびに布施明の「シクラメンのかほり」が頭の中で歌い始めます。

1975年のレコード大賞というから、今からおよそ45年前。1970年の大阪万博を契機にいっきに経済が急成長を遂げようとしている頃でした。この時、山陽新幹線が博多まで延び、東京博多間がおよそ7時間。今は5時間ですから、これだけを見てもこの45年間の歴史を感じます。

その間、自分史的にも様々な歴史をたどったわけで、この透き通るような薄紅色のシクラメンを見ていると、なぜか目が潤んでくるのです。

けがれを知らないその色が涙を誘うのか、老い先のことを思いそうなるのか、複雑な思いが横切ります。

カラオケに行っても必ず歌う歌なんですが、いまだにうまく歌えません。歌えないどころか、高音部と低音部は無きがごときです。

悔しいですね。実に悔しい。

奥長谷に 荒神参りと 新蕎麦と

There is the oldest Kojin shrine in Japan behind Hase Temple in Nara Prefecture. Before that there was a soba restaurant, and the new buckwheat that I ate here was very delicious.

奈良県桜井市にある長谷寺のその奥、奥長谷は古事記にも語られる日本最古の地でもあります。ここにある笠山荒神社は日本神道の発祥の地とも言われています。境内にある案内板には6,000年前に最初の社が建てれたと書いてあります。

その参道入口にある「笠そば処」は地元産の蕎麦を100%使い、石臼で挽いたそば粉で打ったそばが食べられます。11月には新そばが出るということで、長谷寺の奥にある不便な地を訪れる人は多く、行列ができるほどです。

いわゆる町興し、村興しで地元の人達が取り組んだ蕎麦栽培が成功し、関西でも指折りのそば処になったということで、標高500~600m、気温差が大きく、霧の発生し安い地形が適したということだそうです。

途中雪道ではありましたが何とか辿り着け、寒いのにわざわざ盛りそばを注文しました。新そばはやはり盛りそばです。

とか何とか理屈を捏ねて注文し、美味しかったのは美味しかったですが、やせ我慢はそこまで、すぐに暖かいそばも頂きました。

水仙郷 座る人無き 緋毛氈

Narcissus in the Suisen-kyo is in full bloom. But, as it is too cold, there are no people sitting on a flat chair with red carpets there.

近くの公園で「水仙祭り」が開催されているというので出かけました。

車を降りると寒い寒い。襟巻きを忘れたので、首筋が冷え冷えします。

約60,000株の日本水仙(ニホンズイセン)が、斜面一面に可憐な花を咲かせ甘い香りを漂わせる「水仙郷」は今が見頃。

いつもなら汗が出る上り道も冷たい風が体をいっそう冷やします。途中出会う人もなく、「祭り」にしてはあまりにも寂しい。やっとたどり着いた「水仙郷」にはカメラを首から下げたおじさんが一人。なんで? あまりにも寒いので見合わせているのかな。

少し離れた所にワゴンの屋台が出ていて、若い男女の二人連れが甘酒を飲んでいる。体を温めるためにさっそく善哉を注文。200円也。あったか~い!200円が申し訳ないような、美味しくて体が温まり、助かる思いです。

それでもこの人での少なさは合点がいきません。この頃は寒いのが当たり前。それでもこの水仙を見るために例年ならもっと人が来ているのに。何かの間違いなのか、合点の行かぬまま公園を後にしました。

梅ヶ枝を グラスに挿して 花見酒

I put the plum branch that I got during the morning walk in the glass. The fragrance drifts in the room and I think that the influenza virus can be gotten rid of by it.

花見酒とは詠みましたが、本当は下戸です。粋に詠んでみたかっただけです。

雪空の朝、散歩中に梅が見事に咲いていました。じっと見ていると、畑仕事をしているご主人が梅の枝を切って新聞紙に包んでくれました。

喜び勇んで家に持って帰り、花瓶もないのでグラスに挿しました。パーッと梅の香りが部屋中に広がり、昨日も定期検診で出かけた掛かりつけ医が、インフルエンザが大流行しているから気をつけなさいよと言ってくれたことを思い出し、インフルエンザウィルスも退治するくらいの精気を感じました。

萌え出づるとはよく言ったもので、萌える、燃える、まさしく命が炎のように湧き出る季節が春です。

今日も大雪警報が各地で発令されていて、まだまだ春とはいい切れませんが、我が家は、おかげでもう春です。

 

咲き初めし 桜の何と 愛おしき

Although it is still in late January, cherry blossoms have started to bloom.  The cherry blossoms in full bloom are also beautiful, but the few cherry blossoms that have just started to blossom are not only beautiful but also I feel lovely.

桜便りがあちらこちらから聞こえてきます。もう満開に近いものもあれば、まだまだ蕾が固いものもあります。

節分、そして雛祭りと言えば梅ですが、もうそんなのを通り越して桜ですから、気ぜわしいというか、頭が混乱します。

桜も満開は満開で美しいですが、こうしてまだパラパラと咲く桜も風情があって大好きです。

満開であれば一輪一輪の花には目が向きませんが、咲き始めの桜は一輪の花にも目が向かい、あらためてその美しさと愛らしさに感動します。

テニスに相撲にと家に引っ込んでいることも多いですが、これからますます外に足が向かう気がします。

アラセイトウ 大寒の日も よそ事に

Daikan: It’s the coldest day of the year on the Japanese calendar, but Araseito is vigorously blooming even on the day. Araseito is a Japanese name for Stock.

アラセイトウはストックの和名で「紫羅欄」と書きます。中国原産のもの、ヨーロッパ原産のものがあり、中国原産のものは特にオオアラセイトウといい、「大紫羅欄」と「大」が付くようです。オオアラセイトウは別名「諸葛菜」とも書き、諸葛孔明が広めたという逸話から付いた名前だそうですから、東洋でもかなり古くから知られていたのでしょう。

今は品種改良で、中国産のものもヨーロッパ産のものも見分けがつかないほど様々です。

1月20日が今年の大寒でしたが、いうほどの寒さはなく、といっても北国はやっぱり寒いのでしょうが、お天気もよく、昼などは歩いていると汗ばむくらいでした。

近くの公園に出かけるとこのアラセイトウが道沿いに植えられていて、勢いよく咲いているのには驚きました。この寒さにこの勢いがどうも理解できません。近づくと香りもよく、こちらまで元気になります。

あれっ、まだ1月なんだと、今日は1月がとても長く感じる一日でした。

珍しや 絶えて久しい 節分草

I found Setsubunso at the sunny spot in the bush. It is a flower that has been rarely seen lately. This name is attached because it starts to bloom from the time of Setsubun.

珍しい花に出会いました。セツブンソウです。節分草。この名前の通り、2月から5月にかけて、主に西日本を中心に花を咲かせます。

あまりにも可愛いので多くの人に摘み取られ、絶滅品種に指定されていますが、広島県庄原あたりには群生地もあるそうです。

野に山に春を告げる草木や花が出揃ってきました。それでもまだ1月ですから、気が早いといえば早い気もします。これも情報社会の特徴かもしれませんね。

昔なら、自分たちの周りの景色でしか季節の移り変わりを知ることができませんでしたが、今はSNSメディアで全国各地から様々な情報が送られてくる。季節の早いところ、遅いところ、頭がこんがらがえっちゃいます。

自然環境の変化がそれに拍車をかけている。自然環境だけではありません。食卓に並ぶ食材もだんだん季節感がなくなってきました。いいことなのかそうではないのか、よくはわかりませんが、気に留めなければならないこともあるでしょうから、たまには広い世界のことにも注意をはらいたいものです。

菜の花が 潮風受けて フラダンス

Rape blossoms blooming on the beach are dancing like hula to the sea breeze.

レーダー照射問題、徴用工問題、どれを取っても今の韓国はレームダック(死に体)状態ですね。もっと誇りと自信を持ってほしいです。

レーダー照射問題も、どうも都合の悪い現場を見られて慌てふためいた感を否めません。

韓国はレーダー照射の存否に問題を絞ろうとしていますが、そうではなく、直ぐ側にいる北朝鮮の漁船らしき船との関係を詮索されたくないようです。いわゆる「瀬取り」ですね。「競取り」ではなく「瀬取り」です。「瀬取り」とは洋上において船から船へ船荷を積み替えることを言い、国連で決議され、日米間の合意事項である北朝鮮の船への「瀬取り」禁止行為を見つけられたことが、韓国政府があれほど無茶な言い訳に明け暮れる原因でしょう。

北朝鮮も韓国も同じ民族ですから、同情して、一部の人たち(今回は、韓国の警備、軍の関係者)が隠れてやってしまったということなら、多少の同情も禁じえませんが、韓国政府(文在寅政権)がどこまでも支離滅裂な言い訳に明け暮れているわけですから、これは韓国政府の意思によるもので、明らかに国連決議違反であり、日米間の信頼を裏切る行為であるわけです。韓国政府の立つ位置が問われるわけです。

徴用工問題も、日本政府が言うように「日韓請求権協定」で解決済み、つまり、徴用工などの賠償金も日本が支払った賠償金(当時の韓国の国家予算の1.5倍に当たる金額)で支払ってくださいよと約束したのに、その賠償金をどう使ったのか、それを棚上げにしてまた今日本に責任を擦り付けてきているわけです。つまり、日本が支払った賠償金が「徴用工」の皆さんに韓国政府から支払われていないということを意味するわけです。菅官房長が言うように「日本に責任をすり替えている」ということになるわけですね。困ったことです。

理屈が通じない相手ほど困ることはありません。韓国の良識ある皆さんに訴えるしかありません。

韓国でまたまた軍事クーデタが起こらねばよろしいが。