若き日を 想えば潤む シクラメン

When looking at the red cyclamen, various memories of a young day come to the eyelids, and my eyes are getting wet somehow. 

うす紅色のシクラメンほど まぶしいものはない

シクラメンを見るたびに布施明の「シクラメンのかほり」が頭の中で歌い始めます。

1975年のレコード大賞というから、今からおよそ45年前。1970年の大阪万博を契機にいっきに経済が急成長を遂げようとしている頃でした。この時、山陽新幹線が博多まで延び、東京博多間がおよそ7時間。今は5時間ですから、これだけを見てもこの45年間の歴史を感じます。

その間、自分史的にも様々な歴史をたどったわけで、この透き通るような薄紅色のシクラメンを見ていると、なぜか目が潤んでくるのです。

けがれを知らないその色が涙を誘うのか、老い先のことを思いそうなるのか、複雑な思いが横切ります。

カラオケに行っても必ず歌う歌なんですが、いまだにうまく歌えません。歌えないどころか、高音部と低音部は無きがごときです。

悔しいですね。実に悔しい。