天高く 野焼きの煙 春の香

Field burning is done in various parts of Japan this time. It eradicates pests and its ash becomes fertilizer of plants. It is also an important occasion as Shinto rites.

1月26日には、奈良の若草山で山焼きが行われました。これを皮切りに各地で山焼き、野焼きが一斉に行われます。

有名なところでは、阿蘇の野焼き、大室山の山焼き(写真)、秋吉台の山焼き、などがあります。

害虫の駆除のためにも、また焼いた後の灰が草木の肥料になることから行うところもあれば、奈良若草山焼きのように、春日大社、興福寺、東大寺の神仏が習合して、先人の鎮魂と慰霊、さらには世界の人々の平安を祈っての神事としての山焼きもあります。

どの山焼きのも沢山の人々が押し寄せ、春の到来を告げる一大イベントになっています。

昨日2月19日は「雨水」と言って、二十四節気(1年を24等分して付けた季節の名称)のひとつの日です。大寒、立春、雨水、啓蟄、春分、といった具合ですね。このように日本人は非常に季節に拘り、大切にしてきました。

また、昨日はスーパームーンの日でもあったわけで、これはこれで多くに人の話題にもなりました。

古き良きこと、新しい発見、そんな邂逅の日であったわけですね。