メジロまで 桜をバックに ポーズ取り

A Mejiro, a Japanese white-eye bird, is coming and watching cherry flowers. On pointing my camera at one, it poses like a human being by twisting its body. That figure is very cute.

梅にウグイスとはよく使う表現です。桜にウグイスとはあまり聞きません。写真は桜にとまった目白ですが、これとてウグイスと間違われる方が多いのではないでしょうか。

うぐいす色というのは、写真のような黄みがかった緑がなんとも言いようのない色彩を言い表す言葉で、このメジロの色こそ連想するうぐいす色なのです。しかし、実際は、ウグイスはこんな色ではなくもっと地味で茶色がかった色をしています。

梅にウグイスという表現は、梅にとまるウグイスを言い表しているのではなく、梅が咲く頃ウグイスが鳴くということからきた言い表しようです。

ウグイスはとても警戒心の強い鳥でめったに人目には留まりません。ましてや、特に人が集まる梅や桜には十中八九やってきません。やってくるのはメジロです。ウグイスは声だけは美しくて甲高く、梅や桜の咲く頃、木立の中から姿を見せずに囀ります。

メジロは人懐こい鳥で警戒心があまりありません。鳴き声もチチチッ、
チチチッと鳴くだけで鳴き方はウグイスには負けます。

「梅にウグイス」は鳴き声の取り合わせで「梅にメジロ」は色の取り合わせ。それがねじれて「梅にウグイス」という誤った連想が生まれたわけですね。