山肌も 新芽が吹いて ふーんわり

♭♭♭ さくら、さくら ♭♭♭

New buds are beginning to sprout from the trees of the mountains. It causes to feel the mountain surface soft as if the mountains are covered with soft quilts.

あたりの山肌が羽毛布団でもかぶせたようにふーんわりとしてきました。木々の新芽が吹き出してきたんです。これからどんな模様が山肌に表れるのか楽しみです。桜が一面に咲くのか、新緑の中にポツンポツンと咲くのか。

しかしこうした光景は近年少なくなってきました。お金にはならない広葉樹林は次々伐採され、お金になる杉、檜が日本のいたるところで植栽されるようになってきたからです。

ところが思惑が外れ、安い外国産の杉、檜材が入ってくると、もう国産では太刀打ちできません。拡大造林された山々は放ったらかし状態です。今や国民病にもなっている花粉症の元凶です。国の農林政策の大きな誤りです。

白神山地が世界遺産になるほど広葉樹林帯は少なくなり、今や都会のど真ん中にもイノシシが現れたり、サルやシカが悪さをするのも、広葉樹林にできる餌が得られなくなったからです。

真の豊かさとは何か。21世紀の大きなテーマです。