土蔵カフェ 音楽野郎が 歌う春

On Sunday of Spring approaching, music lovers gather at the storehouse cafe to sing their favorite songs and play musical instruments. There are nostalgic songs and musics that reminds me of the times in them.

日曜日のひと時、土蔵を改装したカフェには思い思いの楽器を持って音楽野郎や音楽好きの面々がが集まってきます。

中高年がほとんどで、若いころから引き慣れた楽曲を楽しそうに演奏し、こちらではそれに合わせてハーモニカや太鼓、トライアングル、手拍子、みんな一体になって歌ったり踊ったり、実に楽しい春のひと時です。

それぞれがどんな人生を歩んできたのか、その支えになったのは音楽に違いありません。演奏する一つ一つに様々な思い出があるのでしょうが、今はその全部が憩いを醸し出しています。

優しく、許しあい、包み込む雰囲気がカフェ全体に広がっています。

外はまだ肌寒く、本格的な春明はもう少しです。

温まった心と体で家路につきました。

 

散り落ちた 椿で飾る 路傍の華

A camellia flower that has fallen on a circle of pebbles is decorated. The gentle and elegant personality of the person who decorated it is imagined.

小径を散策していると小石を丸く敷き詰め、その上に落ちた椿の花が飾られています。なんとも言いようのない感動が走ります。

人通りもほとんどないこの小径に、衒いも何もなくただ飾られている「生け花」に、これを生けた人の優しい心と優雅な人柄が偲ばれます。

山茶花が花弁を散らして落ちますが、椿は花ごと落ちます。

落ちた椿の美しさを放っておくことができなかったのでしょう。小石を拾い集め、その上に落ちた椿を飾り、手厚く葬ったお墓かもしれません。

今日はこの出来事だけで一日が充足しました。