よく見れば このシャガぼくに あかんべえ

When I took a walk in the morning, there were lots of blooming chaga with dews. When I looked at one of them carefully, it was doing Akanbe, sticking its tongue out. Its look was a little naughty and cute. So I brought it home and put it in a vase.

花にもいろいろな表情があります。動物や昆虫の形態に似たもの。人の表情をしたもの。天候や光の当たり具合によってもそれは変わり、見れば見るほど奥深く、見飽きることがありません。

毎年毎年繰り返されるいっけん同じことも、様々な条件によって異なり、見る側の気分によっても変わるから見飽きないのでしょう。

今日出会ったシャガも何の気なしに通り過ごせば、ただ綺麗だけですが、じっと見ると、こちらを見返し、あかんべえをしています。

「あかんべえ」はご存知ですか。両眼のまなじりを人差し指で下げ、舌を出して、相手を揶揄するしぐさで、本当に揶揄したり蔑んだりするのではなく、そうして相手をふざけて茶化すしぐさです。

アインシュタインがべろっと舌を出した写真、見かけたことがありますか、あのしぐさにまなじりを下げるしぐさを付け加えれば「あかんべえ」になります。

このしぐさは日本だけではなく、いろんな国にも似たようなしぐさがあるようです。

小憎たらしいけど可愛いので切って家に持ち帰り、瓶に挿しました。

切って持ち帰ったので、恨んでいるのか、またあかんべえをしています。