平成の 幕を下ろすや 花吹雪

The cherry blossoms that were scattered in the spring storm cover the earth.  It seems to symbolize the Heisei era, which was hit by many disasters, though there was no war.

ここ2,3日で目に見えて葉桜が多くなりました。少しの春嵐にも花びらは散り、朝早く歩くと綺麗な花絨毯ができています。

咲き始めの桜、満開の桜、どれも美しく見ごたえ十分ですが、こうして散って大地を彩る桜もまた綺麗です。ほかの花々も次々と花開き美しく気も取られますが、また桜に戻ってきます。

やはり桜は春の主役です。咲いて良し、散って良し、できたらこういう生き方をしたいものです。

最近は毎日のようにカレンダーを見ますが、我が家のカレンダーは、「2019年 平成31年  元年」と「平成31年」の後は余白になっています。ここに「令和」を書き込むようになっているわけですが、5月1日に書き込もうとそのままにしています。また4月30日、5月1日、2日は元は白字で書いてあったのですが、先日これは赤字に直しました。

平成もあと10日。天皇陛下御夫妻が伊勢神宮にご参拝なさっているお姿がテレビに映っていますが、まさに国民統合の象徴。平成天皇として、国民とともに様々な災害に心を痛められ、励まし、また、お喜びになった日々もあられたでしょうが、今こうしてお姿を拝見するだけで心安らぎます。

どうか令和の時代もお健やかに長生きされ、私たちも後を追わせていただきたい、そんな気持ちになります。