魅せられて 彩り深く 薔薇の花

The more we look at the color of the rose flower, the more we are attracted. It also depends on the weather and temperature of the day, and it changes slightly in the morning, day and night.

飽きもせずまたバラ園に足を運びます。

その品種の多さと彩の豊かさに圧倒されます。

桜と違い、その芳香馥郁とした香りも魅力です。

伝統的なバラ。改良を加えられたバラ。それぞれにいいところはありますが、どの花も色合いの深さに言い知れぬ神秘を感じます。

言葉には表現しきれない、かといって写真にも写しきれない微妙な色合いは歯がゆさを誘います。美しさとはそんなものかもしれません。

天候や気温、日の当たり具合、朝、昼、晩、すべての条件によってすべて違います。

去年とはまた違う美しさ。だから、飽きもせず、今年もここを訪れ、今日もまた訪れることになるのです。

睡蓮の 花も際立つ 若葉かな

The color of the young leaves of the water lily that received sunlight is vivid. It makes the water lily flower stand out more. Not only that, it gives me peace of mind too.

睡蓮の若葉が一番きれいな季節です。

立木の葉と違い、丸い葉を水面に広げるだけ広げた伸びやかさは健康そのものです。朝方には転がっていた水粒もすっかり姿を消し、日の光をいっぱいに受けて、日がな一日光合成をして栄養を蓄えます。

思えば人も同じ。美しい花を咲かせ、種を付け、命を繋いでいきます。

今が一番いい季節。これからやってくる夏の酷暑に耐える準備期間です。

命あるものは夏の酷暑を乗り越えてこそ生きる権利を与えられます。静かに静かにその準備をしているのでしょうか。

葉の色を見るだけでも心休まる思いです。

春の海 出船仕度も のんびりと

A small fishing boat is preparing to go out in a small fishing port with a clear sky and a deep blue sea. During that time, the sound of the seabirds’ crying, the sound of the ship’s whistle from far, the sound of the sea wave are coming to me.

晴れ渡った空と紺碧の海。一隻の小さな漁船が出漁の準備をしています。もう他の漁船は出払って一隻も残っていません。防波堤の端に海鳥が留まってその様子を見ているようにも見えます。遠くからは、これまた出遅れた漁船が誘うように警笛を鳴らしながら港を離れて行きます。打ち寄せる波の音と海鳥の鳴き声だけが聞こえてきます。何もかもがのんびりと時の流れを忘れたかのような光景です。

昔なら、ここにおればここだけが世界であったでしょうに。今はそうではありません。移動手段が発達し、情報網が張り巡らされ、それらを利用すれば、世界のあらゆるところに出かけ、あらゆる光景を目にし、あらゆるニュースを知り、驚き、悲しみ、喜び、味わい、一人の人間には対応しきれない生活に対応していかねばなりません。

人間も変わるけれども、自然も変わり続けます。行きつく果ては何でしょう。それを知りこともなく消えていくのもまた一人の人間です。

花狂いも やっと落ち着く 花菖蒲

Various flowers bloom in spring.  Every flower has a distinctive beauty and is fascinating.  However, after looking at many flowers, I have arrived to the traditional flower that has been passed down from ancient times after all.

春は桜から始まって、野にも山にも、家にも道にも、色とりどりの花が咲き乱れます。どの花にもその花だけの美しさがあり、心惹かれます。

特に今は世界が広がり、花も様々な国から取り寄せられ、その美しさに魅了されます。その花から原産地の様々な気候風土を知り、国情を知ることもできます。

しかし、やはり心落ち着くのは昔から受け継がれてきた伝統的な花です。花菖蒲もそうです。昔から歌に詠まれ、絵に書かれてきた、その訳が分かるような気がします。

花に限らず、生活万般にわたって受け継がれてきた伝統がそうであるように、DNAに刷り込まれているのです。新しいものを求め、珍しいものを求めるのも本能であり、これが時代を変え、感覚・感性を変えていくのも事実ですが、そんな時、安らぎを与え、また新たなる挑戦に立ち向かわせる活力の源泉もここにあるような気がします。

今日は花菖蒲を見て、心安らぎました。

オフィスの ビルと甍争う 薔薇の花

Nakanoshima Park is right in the middle of the office district in Osaka.  The rose of the park is full of flowers now.  During the daytime, many people gather for a rest.

全国のバラ園が賑わっているそうです。ウメ、サクラ、ツツジ、バラとその季節を代表する花がバトンタッチされています。伝統と規模から選ばれたのでしょうが、今ではこれ以外の花々が大規模に植栽され、花リレーもこれからどうなるかわかりません。

今日は大阪のど真ん中、オフィス街を完了する大川に浮かぶ中之島の公園に咲くバラを写しました。

大川は旧淀川と言って、京都から南西にほぼ直線的に流れてきた淀川が大阪市の毛馬で大きく南に蛇行、しばらく南に流れて、天満あたりでまた南西方向に流れるのですが、昔から商都大阪を支える水運の要でした。

天満あたりでこの中ノ島で二股に分かれ、北側は堂島川、南側は土佐堀川と呼び、両岸には全国から集まる米の売買が行われ、大きな蔵が並び立ち、「大阪は天下の台所」になったわけです。その過程で生まれたのが「米相場」で、世界で初めて「相場」という概念が流通過程で誕生しました。

中之島は東西約3キロ、そこから先はまた合流して、今度は安治川と呼びます。

ちなみに京都から直線的に慣れてきた川はそのまま直流するように掘削され、今ではこちらの方を淀川と呼びます。

中之島は夕方ともなれば仕事を終えた多くの人たちが憩い、恋人たちが肩を寄せ合う場にもなっています。

空の青 さらに明るく 松葉菊

Today is literally “Satsuki-bare”, May sunny.  The sun is shining only one small in the deep blue sky.  On the ground, Matsubagiku receive sunlight and are reflecting red light.

月日の経つのは早いもので、あれよあれよと言う間に5月も半ばを過ぎました。

連休に花粉症が高じたのか風邪を引いたのか、体調がすぐれず、いまだに無聊をかこっています。あちらに牡丹が咲き、こちらに菖蒲が咲いていますよと花情報が届きますが、気分がすぐれないようではどうにもなりません。見るものも食べるものも元気があってこそだとつくづく思います。

テレビを見ても子供の痛ましい事故が繰り返されたり、米中の貿易が熾烈化してきたり、令和に入ってからあまりいいニュースも飛び込んできません。

気温だけはすいすい上がり30度を超えるところも増えてきているようです。そういえば我が家の電気炬燵はいまだに使っているのに、ここが気温が低いのか、体調の性で寒く感じるのか、もうすぐ衣替えだというのに、この調子ではまだ炬燵が必要です。

リナリアの 浮かぶ姿は 蜃気楼

Linaria’s flower language is “please notice my love”.  It is because the delicate and gentle flower appearance looks like a maiden who has started to feel love.The linnaria sways in a breeze and stands like a mirage in front of us now.

リナリアはキンギョソウと同じ仲間ですが、一見キンギョソウは逞しく、リナリアは繊細に見えます。しかし実際はリナリアの方が丈夫で逞しく、世界中に見受けられる花です。しなやかさがあり、寒暖にも強く、茎が折れても修復し、花を咲かせ続きます。リナリアは姫キンギョソウとも言われます。

その可憐さからリナリアの花言葉は「恋心に気付いて」で、乙女のような可愛いらしく繊細な花の姿が、少女の恋心を表しているように見えるところから来たといわれています。

誰が植えたのか道路沿いの植え込みに咲いていました。遠くから見ると道路の陽炎でリナリアが初々しい少女のように揺れています。まるで蜃気楼のように。

 

荒れ野にも ヒオウギスイセン 凛と咲き

There is a flower that will always look forward to this time. That’s Watsonia. The Japanese name is Hiougisuisen. Stand vertically toward the heavens and bloom flowers spirally one after another. This flower stands out in the deadly scenery.

いつもこの時期になると待ち焦がれる花があります。ワトソニア。和名はヒオウギスイセン(檜扇水仙)。和名を聞くとなるほどと納得します。

最初にこの花に出会った時、何という花なのか調べに調べたのですがわからず、植物園の学芸員に調べてもらって分かったという経緯があります。

こんなに綺麗な花なのにあまり見かけません。フリージャの近縁種らしいですが、フリージャがおとなしそうな花なのに比べ、野性的な趣のある花です。いつもは真っ白いのも咲くのですが、今年は咲いていませんでした。

休耕田のやや荒れた畑の片隅に咲いているのですが、この花が咲くとあたりの景色までがよく見えるのが不思議です。

 

麗しの 富士が際立つ 桜草

Primrose blossoms are now in full bloom on the shores of Lake Motosu, one of Fuji Five Lakes.  The splendid Mt. Fuji sits down with dignity on the other side which the primrose blossoms spread like a red carpet.  It is the scenery of early summer representing Japan.

もうお馴染みのこの風景。富士五胡の一つ本栖湖の湖畔にはこの時期サクラソウが一面に広がります。地元では4月から5月にかけて「富士芝桜まつり」が開催され、全国から多くの人が押し寄せます。

海外でも人気で、アメリカCNNでは日本の風景100選にも紹介されているほどです。

芝桜だけなら日本各地いたるところで広大な敷地に広がる芝桜が見られるようになりましたが、ここの主役はやはり富士山です。バックにどんと座る富士山があるからこそ芝桜も映えるわけです。春夏秋冬、富士山の周りには様々な花が咲き乱れますが、すべて富士山を際立たせる役割です。

「フジヤマ・ニッポン」-これからますます日本を訪れる外国人が増えるでしょうが、こうした風景、「オモテナシ」の心が世界に知られることは、一番の平和貢献です。

 

ベクアールティ 白無垢姿で 阿波踊り

These dancers are the flowers that bloom in Tanzania and Mozambique, called Impatiens Bekarty.  It looks to me as wearing a white bridal gown and cotton hat and dancing the traditional “Awa dance” of Tokushima in Japan.

Pinterestからこんな面白い花の写真が届きました。思わず笑い転げてしまいました。

スカートだから日本の白無垢衣装ではありませんが、頭に被っているのが白無垢の時着る綿帽子なので、やっぱりこれは日本の花嫁姿。白無垢に綿帽子。この姿で踊り出したんだ。着物の裾が開くほど愉快で愉快で。この踊りはどう見ても徳島の阿波踊り。まさに「踊る阿呆に見る阿呆」、滅茶苦茶と言えば滅茶苦茶だけど、これは面白い。ひとり悦にハマってます。

花の名はインパティエンス・ベクアールティ。アフリカのタンザニアやモザンビークに咲く花だそうです。

インパティエンスは日本ではツリフネソウと言われている仲間ですが、別名アフリカホウセンカとも言い、ヒマラヤが原産とも書かれていますから、いずれにしろ外国が原産ということなんでしょう。

で、このベクアールティはその中の一品種。ホウセンカとは似ても似つかぬ姿をしています。アフリカ産と聞かされなるほどと思います。なんとも擬人化もいいところです。

調べてみたらこんな面白い花が世界には沢山あるんですね。