数学者と中国人


 

ロシアにペレルマン(1996年生まれ)という現代数学者がいる。
2006年フィールズ賞辞退。2010年ミレニアム賞辞退。
フィールズ賞と言えば、数学のノーベル賞と言われるくらいの権威ある賞であり、これを辞退したのはペレルマンが初めて。
ミレニアム賞はアメリカのクレイ数学研究所によって2000年に発表された100万ドルの懸賞金がかけられている7つの数学上の未解決問題を解いた数学者に与えられるこれまた数学者にとっては最高権威の賞で、ペレルマンだけがそのうちの一つを解いたが副賞の賞金100万ドルも含めてすべて辞退。
それまでにも数々の権威ある数学賞に推挙されたがすべて辞退、世界中のトップクラスの大学や研究所から招請を受けているが見向きもせず、現在はサンクトペテルブルグの安アパートで母親との年金暮らし。キノコ採りが何よりの趣味というから、世人にはまったく理解しがたいのがペレルマンである。(http://www.youtube.com/watch?v=d8T1vynAjgo

一方、これまたフィールズ賞に輝いたというから数学者としてはトップクラスに位置するんだが、その後の評判がよくないのがハーバード大学教授の中国系アメリカ人の丘成桐。
弟子にあたる朱熹平と曹懐東という中国人数学者が「不完全であったペレルマンの証明には致命的欠陥があったので、自分たちが完全なる証明を行った」と「我らこそポアンカレ予想の完全な証明を行った」と言わんばかりに論文を丘成桐が編集長の「亜洲数学」に掲載。この二人にフィールズ賞を共同受賞させようと画策したというのだ。
朱熹平と曹懐東は、これまでにポアンカレ予想に関連する論文を1本も書いていない上、ペレルマンのポアンカレ予想に関する論文から文章をまるまるコピーした箇所が見つかるなど、次々と問題が明らかになったいうから何をか況やである。
ミレニアム懸賞問題は科学雑誌に論文を投稿すれば数学者たちが何年もかけて査読し、論文の正しさが認められれば本誌に掲載され受賞対象とされるが、ペレルマンはそんな事情を知ってか知らずか、科学雑誌にではなくあえてネット上に論文を掲載。論文に気づいた数学者たちの間で大騒ぎになって3年がかりに精査を受け、正解であることが判明したという。
そうした正式の手続きを踏まないペレルマンの隙間をついて割り込んできたのが丘成桐一味ということなのだ。

現代中国という国はいたるところでこうした「コソ泥」的行動が目立つ。
本来誇り高い中華民族の本質ではあるまい。
近代国家に脱皮する過渡期ととらえれば許すこともできるが、成金長者の傲慢振りは目に余る。
いま中国を支配する中国共産党に群がる徒党の本質が中国に覆いかぶさっていると思いたい。


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