今年の夏は大殺界

もう9月も最後になった。9月の初めには全国各地35度を超す猛暑日続きで、この分ではいつ秋が訪れるやらと気をもんだものだが、今日の朝方は肌寒く、気温18度だ。
稲もたわわな畔や水路沿いに一斉に彼岸花が咲き始めた。いつもなら1週間前のお彼岸には咲き始めるから、ちょうど1週間遅れということになる。マツタケと同じで気温が18度前後に下がらなければ彼岸花も咲かない。やっと秋が訪れたわけだ。

さてさて、今年の夏は異常続きの夏だったわけだが、自分にとってもやっと乗り切れた夏になった。 6月初めに3度目の十二指腸潰瘍にかかり、いやな胃カメラを2回飲み、以前はアレルギー懸念で見送ったピロリ菌除去も今度こそはと志願して、7月に入って無事潰瘍もピロリ菌除去も終えたんだが、直後に軽い熱中症にかかり、もう死ぬ思い。この回復に2週間はかかっただろうか、やっと体力も回復したかと思った矢先、今度は変な風邪。37度前後の微熱が続き、咳と痰がなかなか収まらないし、足もとがおぼつかなく、どうも昨年流行した豚インフルエンザに罹ったよう。これが8月上旬まで続き、予定していた四国巡礼の旅も諦めざるを得ない状況に。そして連日の猛暑日、熱帯夜続きで、外に出るどころか、家にいても嫌な冷房をかけずにはいられないほどの暑さ。もう生きているのがせいぜいで何も手がつかず、やっと生き延びたというなんとも情けない夏ということになった。

8月下旬、やっと自分の足で歩けるという実感が戻ってきたんだが、今度は突然家族の一人が肺癌にかかって、9月にその手術をするという。もうびっくり仰天。2回にわたる手術と入退院の世話や見舞いに明け暮れているうちに今日を迎えたわけだ。大殺界、大殺界。

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