ヤブランが 木漏れ日返す イルミネーション

Yaburan, Liriope muscari, on the mountain path are blinking like a illumination by the sunlight falling through the trees.

寒い寒い。昨日は、今までの半袖姿から長袖に着替えました。出かけるときにはその上にフード・ジャケットを着たほどです。記憶では、10月の掛かりまで暑い日が続いたように思いますが。

お彼岸まで咲いていた彼岸花も一気にしぼみかけています。お店には、梨は早くから、蜜柑と柿が一斉に並び始めました。

山手を散歩していても、薄着では寒くてじっとしていられません。足早に歩いてやっと暖気を取り戻します。

そんな中、綺麗なヤブランを見つけました。木漏れ日で日が差したり、かくれたり、まるでイルミネーションのようです。しかし地味な花です。彼岸花とは全く対照的です。どちらが良いかは人の好みですが、ぼくは欲張りだからどちらも好きです。

ヤブランは目立たないけどよく見ると味わいがあり、芯が強そうです。一方、彼岸花は派手で艶やかですが、どこか野暮ったいところがあり、危うい美しさがあります。

どちらも近品種ですが、彼岸花の球根は毒があり、ヤブランの根球は食用になり、山で遭難したときには重宝します。彼岸花の球根も毒抜きをすれば百合根のような触感があり、美味しいものです。

ヤブランは漢方でも「大葉麦門冬」として知られていて、滋養強壮になるそうです。

植物も調べれば調べるほど奥深く面白い。人との関わりの深さもわかります。

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