新年あけましておめでとうございます。
今年は2025年。早いもので21世紀も4分の1世紀最後の年になりました。
歴史的に見れば、1995年、Windows95が出て、社会のあらゆる分野でパソコンが利用され、インターネットの急速な利用拡大によって情報革命の幕開けの年になりました。
2007年にはiPhoneがリリースされるやスマートフォンは生活必需品になり、情報革命は一気に進化しました。
そして2022年にはAI機能搭載のChatGPTが世に出て、AIが一気に身近なものになり、これからの本格的な情報革命(AI革命)が始まろうとしています。
21世紀後半は、街には自動運転の自動車が走り、空には空飛ぶタクシー、ロボットが宅配し、介護し、百貨店や食堂にはロボット店員が右往左往、そんな社会が実現します。
しかし、人間社会は一筋縄ではいきません。技術革新がどんどん進み、情報革命が進化する中、地球温暖化対策は遅々として進まず、地域紛争は絶えず、核兵器の脅威にさらされています。
そうした中、わが日本は、20世紀の後半から、家電製品から始まって、自動車、PCを利用したデジタル機器など、「Made in Japan」製品が世界に広く頒布し、いまやさらにすそ野を広げて、アニメをはじめ、日本のあらゆる衣食住文化、伝統文化が世界の注目を集めています。
2024年の訪日外国人数はおそらく3千5百万人を超えると推計されています。日本政府は2030年までに6千万人とすることを目標に掲げていますが、もっと早く目標は達成されるでしょう。
20世紀まではまだまだ日本の真髄は知られていませんでした。ユーラシア大陸の端の端、極東に位置する日本は不思議の国日本であり、幻の国であったのです。
交通網が発達し、情報が世界に隅々まで行き届くようになった今日は、もはや日本も至近距離です。アニメに惹かれて始めてくる来る外国人たちも、日本文化の異質さと多様性と伝統の深さに一様に驚きます。
訪日外国人が増えれば増えるほど、日本文化の底流に流れる『和』の精神は広く世界に伝播し、そうなれば、21世紀後半までには、世界平和が実現し、より豊かな世界が約束されるはずです。
*写真は、葛飾北斎作『琵琶に白蛇図』