今日で10月もいよいよお終い。10月31日はハロウィンの日だそうで、先日、土日にかけての渋谷の大騒動で、今日は厳重警戒が敷かれているそうだ。
ハロウィンと言えば直ぐ思い出すのがアメリカ、ルイジアナ州で起こった「服部君射殺事件」。当時高校2年生で留学していた服部君がお菓子集めで訪れた家で、不審者と勘違いされ射殺されるという痛ましい事件が起こり、大きなニュースになった。今から25年ほど前の出来事だが、ハロウィンというお祭りが西洋にあるということを多くの人が知る切っ掛けにもなった。
1990年代ごろにはディズニーランドでそういう行事があるとは聞いていたが、渋谷騒動のようにこんなに多くの人が祝うと言うか大騷ぎをするようになったのはここ最近のことだ。
元はアイルランドやアイスランドに住むケルト人の宗教行事で、一年の収穫を祝い、新年に備えての悪霊祓いの行事であったが、それからイギリス本土、更にアメリカに広がってから西洋社会にも広く知られるようになった。
ケルト人の暦では10月31日が一年最後の日で、11月1日は新年、日本で言ったら今日は大晦日で明日は元旦になる。
まあ、まだ日本では、東京や大阪といった大都市で若者たちが中心になって大騒ぎする程度で、日本人の8割方は無関心と言ったところらしい。ニュースでもこのところ持ちきりだから筆が走ったが自身もあまり関心はない。
それよりも、本当は昨日の膠原病検査について書きたかったわけである。
今年の1月に心臓に違和感を感じて、「狭心症」疑いで心臓カテーテル検査まで受けたわけだが、心臓機能、冠動脈には特に異常は見当たらず、といって、高脂血症は確かだから疑いが消えたわけではない。いつ何時再発するかもしれないという一種恐怖感から、歳が歳だしこれはいかん、と生活全般、特に食生活と運動のことを真剣に考えて、この一年はほとんどその一念で日を送ってきたように思う。
体重も72キロ前後あったのを61キロに、特に内臓脂肪を落とさねば、肝臓、肺臓、腎臓にも機能障害が出て、結果心臓に負担がかかるということで、これには真剣に取り組み、今では体重61キロ前後にまで落とすことに成功した。これには医者にも褒められたが、当初処方されてた高脂血症を抑える薬でコレステロール値、中性脂肪値など高脂血症の原因値は劇的に下がったけれども、その副作用で筋肉融解症にかかり、昨年までは近くの低い山ではあるが歩き回っていたのが、1キロ先のスーパーにさへ歩いて行けなくなるという事態に。そこで、急遽その薬はストップ。食生活のさらなる改善で高脂血症は抑えるしかないということになった。そのせいで筋力は徐々に回復してきたが、またまた高脂血の値は逆戻り。
ということで、1カ月に1回は血液検査はしているのだが、コレステロールや中性脂肪の値とは違って気になっているのがCK(CPK)の値。
血液検査でCK(CPK)という項目があるが、これは筋肉崩壊によって出る酵素量を測って、主に心筋、脳、骨格筋の異常を探知する検査で、通常上限で180のところが、自分の場合は常時1000前後。心臓でカテーテル検査まで行ったのもこのCK値が2000近くにまで上昇したからで、しかし、心臓は結果は上記の通り。その後、神経内科にも回されて骨格筋の通常検査も受けたがこれも異常なし。
薬剤による筋肉融解も薬をやめてから徐々に筋力も回復してきたんだが、相変わらずのCK値高止まりが気になる。残るは脳だが、脳梗塞によるCK値上昇は直ぐ分かるし、緊急事態になるはずでこれもなし。あと考えられるのは甲状腺機能の低下か、膠原病、筋ジストロフィー、とまだまだあるが、甲状腺検査は既に受けていて異常なし。
ということで、昨日の膠原病検査となったわけだ。
しかし、担当医はいろいろ説明してくれるんだが、どれもこちらが調べて知っていることばかり。無下に断ることもできないのでじっと最後まで聞いていたが、結局、様々な所見から膠原病ではないと診断され、それはそれで一安心なんだが、それではこのCKの異常値の原因は何ですかと聞いたら、わからないから、もう一度、神経内科でさらに詳しい検査を受けてみてくれということになり、紹介状は書いてくれたんだが、何と来年の1月まで予約で満杯とのこと。
思ったんだが、一連の診察、検査は地域の基幹病院という病院で受けたんだが、結局はたらい回しの感は拭えない。まあ、何とか今のところ、これでも生きているわけだから、症状が自分で心配するほど深刻でないからたらい回しにされるのか、医者のあの忙しさがそうさせるのか、CKとかこんな検査もここ20年ばかりの歴史しかないわけだから、ちょっと年配の医者にはそんな情報が周知徹底していないのか、つまり医者の不勉強なのか。
結局は自分の体は自分で守りしかないと、当たり前のことだが、再認識させられた次第。