彼岸花 咲いて案山子の 晴れ舞台

Scarecrow in rags is a guard man of rice fields. But,when Higanbana, cluster-amaryllis’, bloom at his feet, he rises to a stardom in the fields.

案山子(かかし) 、スケアクロウと言えば思い出すのは映画「スケアクロウ」。

刑務所上がりのマックス(ジーン・ハックマン)と船乗り上がりのライアン(アル・パチーノ)の道行き映画である。

生きた人生も性格も全く異なる男二人が偶然出会い、一人は洗車屋を始めるためにピッツバーグへ、他の一人は長年会わない家族に会うためにデトロイトに。

同じ旅路で深まる友情、待ち受ける悲運。二人の名優が演じるこの映画は忘れられない映画である。

途中、案山子を見て、マックスが「カラスをスケア(脅かす)から案山子」と言うのにたいして、ライオンは「おかしな格好のかかしを見て笑い転げて、この畑の持ち主はいい人だ、だから荒らさずにおこうと思う」という。この場面が映画の題名になっている。

デトロイトに着いたライアンは妻のアニー(ペネロープ・アレン)に会うため理髪店と教会に寄り、彼女の家の前で電話をする。しかしアニーは2年前に再婚しており、「子どもは死んだ」と嘘をつく。それを聞いたライオンは公園で錯乱状態に陥り病院に担ぎ込まれる。「お前がいないと洗車屋ができない、お前の面倒は俺が見る」と眠り続けるライオンに語りかけるマックス。一人で駅へ向かったマックスは、ピッツバーグ行きの往復切符を買う。

ぜひ見ていただきたい。

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