今朝もテレビのモーニングショーで「肩こり」が取り上げられていた。
肩こりに長年悩まされている人のインタビューから始まり、肩こりが起こるメカニズム、肩こり解消の体操法などなど。どれもこれも、複雑で、むつかしい、むつかしい。
ぼくから言わせりゃ、かんたん、かんたん。肩こりの原因は上半身を動かしていないから。解消法ももっと簡単。
①ラジオ体操をし、②首の回転運動を右回りに1,2,3,4、左回りに1,2,3,4、これを2サイクル、③右腕をおもいっきり1,2,3、・・・8と回転させ、今度は反対回しに1.2.3、・・・8、次に左腕を同様に。
これでよろしい。これを毎日繰り返せば、その日から肩こりは解消します。体験済み。
テレビでやっているような原因探求から、ああだ、こうだのむつかしい体操はしなくてもじゅうぶん治せます。
ことさように、現代人を悩ます「現代病」の大半は、その原因から解決法まで、頭を使うことばかりに関心が行っちゃって、結局はその病から解放されないままということが多すぎる。要はその病から解放されればいいんで、やれば誰だってできるごく簡単なことをやりぬける解決法が一番なんだ。
また「鬱(うつ)」の季節がやってきたが、身の回りにもこの「うつ」にかかっている人が、しかも若い人たちがちょっと多すぎる。この人たちの共通項も「体を動かさない」こと、そして安易に、「心療内科」という「軽度の精神科」と見まがう医院に行き、「効果ある薬」を処方してもらい、やがて「薬、いやだ、いやだ!」と思いつつ飲み続けることだ。
これだって、「心療内科」に行くには及ばない、ましてや「薬」なんて全く要らないと思えるケースがほとんど。
外に出て、歩いて、適度に肉体を動かして疲労させ、規則正しい生活習慣を身につければ、まず睡眠障害から解放されるだろうし、そうすりゃ「うつ」の大半は治る。
現代は何もかもがますます複雑化していくが、その複雑さに迷いこんじゃって、ああでもないこうでもない、現代病の多くは原始人間の本質を忘れてしまって、肉体に負荷をかけることの大切さを忘れてしまって、何事も頭だけで解決しようとする横着者がかかることが多いし、治し方もまたまことに横着、薬、薬、薬、・・・、薬を飲む前にやらなきゃならないことがあるでしょ、あなたが面倒くさがって嫌がっているしんどいことを単純に続けることでほとんど完治することが多いですよ、と言いたいね。