日本と日本人

まず特筆すべきは、2025年ノーベル賞に日本人による受賞が相次いで決まったことです。生理学・医学賞には大阪大学免疫学フロンティア研究センターの坂口志文特任教授が選ばれ、化学賞には京都大学の北川進特別教授が選ばれました。
両先生には心からの祝福の言葉をお送りします。

さて、2025年4月13日から10月13日にかけて開催された大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)が昨日閉幕しました。
日本と158か国・地域が参加した大阪・関西万博の一般来場者数は11日までの速報値で2507万7601人に達し、運営収支は230億~280億円の黒字になる見込みだそうです。
年初に能登の大震災があり、開催当初は入場者数もなかなか伸びず、目標の入場者数2800万人はおろか、2000万人を超えないかもと憂慮されましたが、夏休み以降の急上昇で何とかここまでこぎつけたようです。

同じ日の13日、イスラエルとイスラム組織ハマスがパレスチナ・ガザ地区をめぐる停戦合意の第1段階として、イスラエル人人質20人とパレスチナ人収監者1718人とをそれぞれ解放し、2年にわたるガザでの戦争終結に向けた重要な一歩となりました。
2000年前に国土を追われたイスラエルの民ユダヤ人と2000年来その地に住み続けたパレスチナ人の紛争は、それぞれにまっとうな言い分があり、なかなか根の深い問題です。どうか知恵を出し合って恒久の平和を実現してほしいものです。

それに引き換え、今の日本の政治情勢はお恥ずかしい限りです。

8年前にも同じような政治状況がありました。
今は亡き安倍晋三内閣総理大臣が、主に消費税増税分の使途変更(教育の無償化など)と北朝鮮情勢への対応を大義として衆議院を解散しました。いわゆる「大義なき解散」と総選挙です。
選挙直前に、小池百合子東京都知事が「希望の党」を結成し、これに伴い民進党が事実上分裂しました。そして希望の党に合流しなかったリベラル系の議員らが「立憲民主党」を結成しました。これにより、選挙は自民党・公明党の与党に対し、希望の党・立憲民主党・共産党などが並立する「多弱野党」の構図となりました。
その時綴ったのが今回のアーカイブです。ご覧ください。

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