Speaking of summer is shaved ice. Among them, strawberry syrup is the most traditional, delicious and beautiful.
夏と言えばかき氷。かき氷と言えばイチゴ・シロップ。これがぼくの定番だ。
子供のころ、お隣が駄菓子屋さんで、夏になるとかき氷を売っていた。
イチゴにレモンのシロップ、砂糖水を掛けるミゾレ、この3つに小豆の餡をのせる何々金時。この4種類しかなかった。何々金時はちょっと高いから、買うのは決まって赤いイチゴ。
隣のおじさんはぼくをよく可愛がってくれ、いつも2倍ほど盛ってくれる。
今では考えられないことだが、そのかき氷を盛るのは、新聞紙。新聞紙を円錐状にしたのを器代わりにして盛る。不衛生極まりないことだと思うだろうが、実はこの新聞紙はインクが殺菌作用があって、ちゃんと洗わない食器よりよほど清潔なのだ。
しかし、新聞紙ではさすがに見かけもよくないし、不衛生に思うだろうから、間もなくコメからできた器に代わった。
今はどうだろう。写真の紙カップに入ったのは、海水浴場とか、たまに街中で見かける程度で、ちょっとした店に入っても豪華なかき氷が出てくる。氷に掛けるシロップも抹茶やマンゴーといったものから、イチゴもメロンもスイカまで盛られていて、すべて実物。昔のような単純な氷は探しても見つからない。
変わったところでは、酢醤油がかかっていたり、ジャガイモをアレンジして名物だったり、イナゴの佃煮が乗っかっていたり、タコ焼きがのっているのも見たことがある。何でもありだ。
しかし、やっぱりいいのは、あっさりとしたイ・チ・ゴ!