I came to Kyoto Sagano looking for the cherry blossoms, but still buds. In the meantime, I was drawn by the scent of bamboo shoot rice and passed the red goodwill.
「令和」に決まりました。
最初はちょっと違和感を感じましたが、出典やその意味を知るとその違和感もなくなり、今朝はすんなりと受け入れられます。
万葉集から取られたことは歓迎です。
今までは余りにも漢籍に偏りすぎたように思います。高校の時、漢文という時間があり、嫌いではなかったですが、なぜこんな古い漢文に力を入れるのか疑問に思ったことがあります。
今、古代史も様々な新発見により、大きく塗り替えられようとしていますが、奈良時代以降の文化は中国文化の影響を大きく受けたことは否めません。
平安時代に入って、「竹取物語」から始まって、「源氏物語」や「枕草子」により、それまでの漢籍中心の文化から和文の文化に切り変わっていきましたが、漢籍の影響は今までもずっと続いたわけです。
今の大学入試の国語でも、現代文、古文、漢文の三本立てで、最近やっと漢文のウェイトが軽減されたようです。
とはいえ、この「令和」だって、純粋に和文、国文からの引用だとは言い切れません。中国の古典『文選』にも同じような表現があり、万葉集のこの部分もそれからの影響を受けたとも指摘されています。
いずれにしろ、新しい時代を切り開くにふさわしい元号で、前向きに考えたいものです。