平成の 桜が散って 令和かな

The era of Heisei ends soon, and the era of Reiwa begins. The cherry blossoms bloom and scatter as if connecting the two eras. May the new era be peaceful and rich!

♭♭♭ 筝曲さくら ♭♭♭

日本最初の元号は「大化」です。大化元年は西暦645年、「日本」という国号と「天皇」という称号が使用された年でもあります。

それまで天皇(大王)を思いのまま擁立したり廃したりしていた蘇我家の入鹿を暗殺し、皇極天皇のもと、中大兄(後の38代天智天皇)と大海人(後の40代天武天皇)兄弟が中心になって国家づくりが始まります。1374年前の話です。

爾来247の改元が行われたわけですが、写真の山梨県北杜市武川町山高町の実相寺にある「山高神代桜」は、樹齢およそ1500年とも2000年とも言われている桜ですから、まさに「大化」から「令和」までの「日本」を見守ってきているわけです。

地震あり、津波あり、火山噴火あり、飢饉あり、ありとあらゆる災害があって、また毎年毎年こうして満開の花を咲かせて人々を魅了し続けてきたことを思えば、国の天然記念物に指定するなんておこがましくも感じるわけです。

余談にはなりますが、ここに挙げた天智天皇と天武天皇は兄弟ですが、天武天皇は兄である天智天皇の娘(後の41代持統天皇)を嫁にし、その間に生まれた草壁王子はまた叔父にあたる天智天皇の娘(後の43代元明天皇)を嫁にする、つまりお父さんと息子の嫁はともにお父さんの兄の娘姉妹であるという、なんとも不思議な関係があるんですね。

高校の時、この複雑な婚姻関係がなんとも不可解で、天皇家の謎が隠されているように思ったことを思い出しました。

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