Mr. Seishu Hanaoka made anesthetic from the datura and succeeded in cancer surgery by general anesthesia for the first time in the world.
ダチュラは園芸名で、チョウセンアサガオとしてよく知られています。
オーム真理教が「ダツラの技法」という洗脳薬に利用したことから、ダチュラには暗いイメージがありますが、チョウセンアサガオでは長すぎるので、俳句ではこのダチュラを使うことが多いです。
草性と木性があり写真のチョウセンアサガオは木性です。
チョウセンという頭書きは原産地を意味するのではなく、外国から入ってきたという意味で付けられたのでしょう。
有吉佐和子の「華岡青洲の妻」で一般の方にもよく知られるようになりましたが、江戸時代、1700年代後半の外科医、華岡青洲先生がこのチョウセンアサガオとトリカブト(いずれも猛毒を持つ植物)を使って麻酔薬開発に挑み、その実験台になったのが「妻」です。青州先生の母も実験台になって亡くなり、「妻」も盲目になるという壮絶なお話です。
結局、麻酔薬は完成し、これも青洲先生の志を汲んだ乳癌の60代女性が進んで手術を受け、世界で初めての全身麻酔による癌摘出手術に成功します。4ヶ月後にはこの女性も亡くなりますが、尊敬する先生の助けになれた事を喜んで亡くなります。
人にはいろいろな見方があり、必ずしも美談だけでは受け取れないと思われる方もいると思いますが、「母」、「妻」、「女性」の心意気は青州先生以上に尊いものを感じます。
いつもありがとうございます。
「華岡青洲の妻」をもう一度読みたくなりました。
otomoさん、コメントありがとうございます😊 ノーベル賞を貰った先生方も決まって影で支えてくれた奥様に感謝します。素敵な事でもあり、羨ましくもあります。