Higanbana, cluster amaryllis, is lined and flowering like a row of red carpets spreading on both sides of the river. This river may be the styx.
今日でお彼岸もおしまい。全国でこの日に合わせいろんな行事が催されたんでしょうね。
今年の彼岸花は例年になく色鮮やかで数も多いように感じましたが、いかがでしょうか。
1月の麦踏みのように、霜の濃い冬、麦の新芽が出た頃、其の新芽を踏ん付けてやるとしっかりした麦に育ち、収穫も多いそうですが、植物もそうだし、動物でも、ライオンの赤ちゃんのように、崖から何度も落とすと立派なライオンに育つなど、生き物は逆境を体験させることで、より強く育つという例はいっぱいあります。
人間も一緒ですね。「可愛い子には旅をさせろ」と言う諺があるように、可愛い可愛いではだめ、逆境に置く事によって様々な体験を身をもって知り、そこから多くのことを学ぶ、それが後々生きてくるんですね。
今年の彼岸花は、観測史上はじめての猛暑とか、9月に入ってのこれまた最低気温とか、山をも流す水害、風速60mもの台風、こうした試練をくぐったからこそ、こんなに美しい花を咲かせているのでしょうね。
いつも思うんです。日本が、いや、日本人が世界からこんなにも注目されている「おもてなし」の民族に育ったのも、数知れない試練をくぐってきた賜物なんでしょうね。
眼の前のこの美しい彼岸花はいろんな事を教えてくます。