瑠璃色に 歴史偲んで ガラニチカ

Garanichika flowers bloom in the weeds. The amber color is vivid.  Amber is a pigment obtained by powdering semiprecious stones.  Imported from the Persian country of origin during the Nara period, it was used to color cups and bowls.

ガラニチカは詳しくはサルビア・ガルニチカ。メドーセージというハーブとしても知られています。

サルビアは今では500種もあると言われるほど品種は多く、公園などで普通に見かける赤いサルビアはサルビア・スプレンデンスという品種です。

ガラニチカは瑠璃色が鮮やかで、草むらや植え込みなどでもひときわ目立ちます。この瑠璃色を見るといつも東大寺宝物殿の瑠璃杯を思い出します。古代ペルシャで産出した半貴石のラピスラズリを輸入し、杯や碗の顔料として使い、鮮やかな瑠璃色を演出しました。スケールの大きさと飽くなき美の追求に驚かされます。

そういえば、サルビア自身も原産地はブラジルで、かなり昔に広がったそうですから同じです。サルビアの品種は花の形に共通性はありますが、その形も色もバラエティに富んでいて興味が付きません。