気高さと 香気を残し 秋の薔薇

The last rose of this year blooms in the rose garden of the nearby park.  The atmosphere isn’t gorgeous but moist and calm. There are few people and I can feel even a little loneliness.

公園の木々は色付きもうすっかり晩秋の雰囲気です。その中の一角にあるバラ園には今年最後のバラがそこそこには咲いています。

紅葉とバラ、なんかあまりしっくりいきません。初秋のバラ、晩秋の紅葉なら何とか納得も行くのですが、「木枯らし一番」も吹いたというこの時期にバラですからね。

最近の傾向なのか昔からそうなのか。やはり地球環境の変化で何もかもが昔とは変わってきている、そんな気がします。

それはともかく、秋のバラは何度も取り上げましたが、気品があり、気高ささえ感じます。それゆえに、孤高の寂しさが感じ取られ、美しさだけに見惚れる気にもなりません。

生々流転、季節の巡りは人の一生にも感じ取られ、歳取るごとにやるせない気にもなります。

反面、これから迎える厳しい冬にも立ち向かえる準備もしなければという気力もまだ起こります。