This time, it is difficult to translate into English, so I will not publish the English version.
五月晴れの丘にアヤメが一群れ、寄り添う様に咲いています。まるで家族の様です。向こうの方の草むらからは、ヒバリが舞い上がり、しばらくの間、降りることなく鳴きながら飛び続けています。何と平和な光景でしょう。
もうすぐ「こどもの日」、端午の節句です。端午の節句には菖蒲湯に浸かる習慣があります。いつのことだったか忘れましたが、ゴールデンウィークを利用しての旅先で、r露店温泉に入ると菖蒲(ショウブ)の葉が浮かんでいて、湯口のそばに花菖蒲が生けてありました。菖蒲という字がややこしいのですが,アヤメも漢字で書くと菖蒲だし、ショウブという植物も菖蒲です。温泉の湯に浮いているのは菖蒲(ショウブ)で、湯口の花菖蒲(ハナショウブ)とは全く別品種です。菖蒲(ショウブ)の花はソーセージの形をしたガマの花に似ていて、アヤメの花とは似ても似つかない花です。アヤメ、カキツバタ、ハナショウブは同じアヤメ属の仲間で、花は見分けるのが難しいほどよく似ています。ショウブはアヤメ属ではありませんが、漢字で書くと菖蒲で、この菖蒲をアヤメとも読むのでこんがらがってしまうのです。温泉で見かけた菖蒲湯の菖蒲は端午の節句のために、湯口の花菖蒲は季節柄のために、宿の主人が気を使ったのでしょう。