真田 泰昌 について

長年予備校の教師をやってきました。パソコンとの付き合いは古く,1号機からの付き合いで、プログラムもすべて自前でした。日本語もカタカナがやっとという時代でしたから,今はもう浦島太郎もびっくりです。

電飾の 彼方の闇に 浮かぶ城

Osaka Castle is rising as high as vision in the darkness where the illumination shines dazzling. It is a sight that the dream and tradition blended in wonder.

今日はパソコンの不具合で悪戦苦闘。投稿も大変遅れました。

今月は月初めからトラブル続きで多少滅入り気味です。まず12月1日に取引銀行からパスワードの変更要請が来たのでパスワードを変更。パソコンでは問題はなかったのですが、スマホにセットしてある「パスワードカード」が機能せず、パスワード変更が原因かと設定し直しているうちにロックがかかってしまい、結局は銀行に出向いて登録し直し。

昨日は、スマホが普段入れているはずのバッグに入っておらず、紛失したのかと、関係先に連絡しようにも、すべてスマホに情報を入れているのでこれもできず。結局は立ち寄った店に問い合わせたら、どうしたわけかそこにあって事なきを得ました。

そして今日のパソコン不具合。今はこういう時代で、先日もソフトバンクの回線にトラブルが起き、日本国中で半日は機能マヒになったとか。パソコンやスマホがなければ何も事が運ばない。いったん不具合が起これば復旧に大変な時間と労力がいります。

今調べたら、この投稿も思い通りになっていないことが分かって、投稿をし直しているわけです。

初対面 花も綺麗な ハナセンナ

Senna has been used frequently as a constipation drug since long ago. I found the flower by chance when I was walking on a satoyama. It is a very beautiful flower.

センナは昔から便秘に効く薬草として知られています。漢方薬局に行くとこのセンナの葉を乾燥したものがあり、煎じて飲めば効果てきめんです。

今ではプルゼニド、ソルダナとして製品化され、大腸検査の時には前日に小さなピンク色のプルゼニド2錠を飲むように言われます。

古代エジプト時代から知られていて、様々なルートを辿って中国や日本にも伝わったようで、奈良の東大寺正倉院には高品度の生薬が残っているそうです。

その花を初めて見ました。黄色い綺麗な花が咲いているのでスマホで撮り、家で調べるとハナセンナであるとわかりました。花期は8月から10月くらいだそうですが、木々に囲まれ、日がよく当たる場所なので、この時期にも咲いていたのでしょう。

便秘には常に悩まされ、センナ系の薬もよく利用しますので、こんな美しい花であることも知ってちょっと感激です。

朝の道 山茶花見れば 雪混じり

A rare sasanqua flower is blooming beside the path of the morning walk. It looks like a petal with mixed snow.

高齢者の方で高脂血症の薬を飲んでいる方は注意してください。

もう何ヶ月ぶりでしょう。それまで毎朝歩いていた5㎞の散歩道を今朝歩きました。それも恐る恐るです。以前ほどのスピードでは歩けませんでしたが、なんとか歩けてホッとしています。

というのも、今年1月、狭心症疑いで検査入院。心臓カテーテル検査まで受けましたが、幸いにも特に異常なしで安心したのですが、高脂血症を抑える薬を処方され、その薬の「稀に出る」副作用、筋肉融解症の症状が出たのです。

40日分の薬を処方されたのですが、飲むごとに脱力感が増し、近くの1㎞ほどの所にあるスーパーにも歩いて行けなくなりました。それまでは近くの300mほどの高さの山に毎週のように登っていたのが嘘のような状態です。さっそく掛かり付けの医者に相談したら、直ぐ止めるように言われ、食事療法だけに専念しました。

薬の名は「アトルバスタチン」。コレステロール値や高脂肪値は劇的な効果を発揮し、その20日間ですべて標準値内に下がりました。

どんな薬にも副作用があり、注意書きされていますが、今までそんな副作用に見舞われたこともなかったので、今回も気に止めませんでした。薬を止めてからも1ヶ月に1回医院に通い、血液検査をしていますが、高脂血症はもとに戻り、行きつ戻りつの状態です。

スタチン系とは別の薬に変えることも提案されましたが、高脂血症を抑える薬には、スタチン系に限らず必ず「筋肉融解症」の副作用があります。食事改善に取組むということで断っています。

高齢者になると高脂血症の方が多いと聞きますが、注意してください。高齢者で歩行困難になっている方をよく見受けますが、こんなことが原因になっているのではないかと危惧します。

剪定を 終えて寒々 大クヌギ

The large Qunugi which finished pruning stands rising in the blue sky of late autumn. It looks very fresh but cold.

12月もいよいよ半ば。夜ともなれば大阪の繁華街にも沢山の人が繰り出していて、いたるところでクリスマスツリーやソングが聞こえてきます。しかし昔ほどの賑わいはありません。世の中が落ち着いてきたのか、懐具合に余裕が無いのか。若者の数がグーンと減っているのも特徴です。

外国人がやたら多い。これも顕著な特徴です。先日も改正入管法が可決しましたが、年を追うごとにこうした風景が当たり前になるのでしょう。良いのか悪いのか。日本の人口がどんどん減り、労働力不足を補うには仕方ないことでしょうし、いずれ日本もアメリカのように多国籍国家になるかもしれません。

グローバルに考えるとそれもまた良いのかもしれないとも思います。国家なんてもともと権力者の縄張りで、一般市民には迷惑な事が多い。アメリカの国境沿いの道路を群れをなしてアメリカを目指す人達を見ていると、日本は地政学的に、こういう光景に出食わすことはないにしても、これに近い状況にはなるかもしれません。

21世紀も5分の1が過ぎようとしている今、日本そして世界は大きな岐路に立たされているのは事実です。

今日の大クヌギ。散髪して丸坊主のヤンチャ坊主そっくりです。清々しい反面、みただけでもブルッときます。

笠を着て 紅葉樹海に 浮かぶ富士

Mt. Fuji which puts on a cloud cap at the summit and is standing on a sea of the trees turning to have been red leaves tells us the arrival of winter.

2階笠を被り、紅葉の樹海にそびえ立つ富士山は冬の到来を告げる典型的な姿です。頂上付近には強風が吹き、太平洋から吹き上がる高湿度の空気が富士山に笠を被せます。

今年は、というよりも最近はと言ったほうが良さそうですが、異常気候の連続で、例年気象庁が発表する「木枯らし第一号」が東京では発表されず、大阪では11月22日に発表されました。東京で「木枯らし第一号」が発表れれなかったのは39年ぶりだそうです。

「木枯らし第一号」の決まり事には11月末日までにというのがあって、11月末日までには吹かなかったということです。大阪の11月22日も例年より23日遅れということですから、やはりかなり遅かったわけです。

この「木枯らし第一号」も東京と大阪だけで発表されまが、北海道の初雪も、各観測地点にもよりますが、札幌で11月20日で、1876年の統計開始以来の遅さだと言いますから、やはり全国的に冬の到来がかなり遅れています。

いっときは地球温暖化の問題が大きく取り上げられ、その原因と目される二酸化炭素削減が声高に叫ばれましたが、福島原発事故以来その声も小さくなり、今ではまたまた二酸化炭素の濃度が増しつつあります。

地球温暖化はもっと大規模な原因によるのでしょうが、長期的な展望を持って意識も堅持したいものです。

白鳥(しらとり)が 暮色に一点 秋深し

A white duck is standing in the pond where the sun goes down and the dusk approaches. Will there be its roost at this time of autumn deepening?

今朝の気温は3度。一気に秋も深まり、各地からも初雪の便りがちらほら。いよいよ冬の到来です。それでもイチョウに木々には葉を止め、やっぱり気温上昇の影響かなと思わせます。

昨日も買い物帰りに立ち寄った日本庭園にも紅葉がしっかり残っていて、暮色にいっそう紅さを増しています。アヒルが一羽、ねぐらを探しているのか、池の淵を行ったり来たりしているのが目に付きました。白さが目立ちます。なんとなく寂しい光景です。

昼間はどこも人出が多いですが、こうして夕闇が迫ると一気に人出も無くなります。晩秋ですね。

古来から多くの歌人や文人が歌い語ってきた秋の黄昏。今目にするこの光景も、年代により様々なんでしょうね。人生と重ね合わせ、やるせなさが身に迫ります。そんな歳になったんですね。

さあ、早く帰ろう。

トロッコで カタコト秋の 桃源郷

I took the Sagano Trolley train. The scenery of autumnal leaves watching from the car is just like Tenzeng Township. The noise of a train can be heard as if a symphony.

京都嵯峨野から丹波亀岡まで片道30分足らず。5両連結のディーゼルトロッコが保津川渓谷を往復しています。春夏秋冬いつ乗っても目を見張るばかりの光景が走りますが、やはり秋が一番です。

乗るのが大変で、時には何時間も待たねべなりません。しかしその甲斐はあります。

列車の速度が程よい速さで、絶景場所では速度を落としたりして、そのカタコト音がシンフォニーのように聞こえてきます。舟で保津川を下るのもいいですが、このトロッコ列車もまた格別です。

こうして秋の風景は、日本のどこに行ってもただただ感動するばかりで、やっぱり日本は美しい国だと実感します。

この美しい日本がどうか平和で世界をリードする国になって欲しいと心から願います。

懐かしの 湯豆腐求めて 嵐山

There is a favorite Yudohu restaurant in Arashiyama in Kyoto. Its name is Seizansoudo. It is the oldest restaurant in Arashiyama, located in Tenryuji Temple.

今日は京都嵐山の湯豆腐。多くの思い出があります。

いつも訪ねるのは天龍寺境内にある西山艸堂 (せいざんそうどう)。嵐山、嵯峨野にはたくさんの湯豆腐屋さんがあります。この時期ここを訪れる客で湯豆腐を食さない客はないというくらいです。その中でもこの西山艸堂 は最も古く、お値段も手ごろ、もともと天龍寺の宿坊であったので、落ち着いた雰囲気の中で、それこそ身も心も温まります。

そうそう、ここで使われるお豆腐は「森嘉」のお豆腐で、「森嘉」のお豆腐を使っている湯豆腐屋さんにしか行かないという「通」の方もおられるくらい「森嘉」のお豆腐は有名なんです。なんでも、夜通し掛けて作り上げたお豆腐は、朝、夜が明ける頃には売り切れるという噂を聞きました。

昔、予備校の教師をしていた頃、大学に合格した生徒や、もう一年頑張る生徒を連れてよく来たものです。ここを訪れるたびに、そうした学生たちの顔が思い浮かび、今ごろどうしているんだろう、もういい歳をしたおじさん、おばさんになっているんだろうな、食膳が供されるまでの間、しばし感懐にふけるわけです。

はじめの頃は、この嵐山や嵯峨野も今のように騒がしくもなく、訪れた時間によって、ここで先ず腹ごしらえをして、それからこの奥の嵯峨野界隈を散策したり、先に散策して、空腹のまま駆け込んでおかわりのご飯を二膳いただいたり、思い出はつきません。一冬に二度も三度も訪ねたこともあります。

また行きたくなってきました。それでは。

飽きもせず 今日の紅葉の 美しき

Today I also found a beautiful autumn leaves. What should I compare with the beauty of this autumn leaves? This exquisite color scheme is not a work that can be done to humans. Ican only think of God’s work.

今年も残すところあと僅か。雪がちらつき始めてもおかしくない季節になりましたが、最近の気候変動で、いまだの気温20度を超える日があります。

さすがに木々の落葉は進んでいますが、まだまだ美しい紅葉風景に出くわします。今日に一枚もそうです。赤い葉に混じって、新春を思わせる若葉かと思える葉も混じって、絶妙の配色です。もう大概の紅葉風景は見てきましたが、またまたハッと箚せられます。写真でも撮りきれない美しさです。

街中ではジングルベルがなり、忘年会の幟がはためいていますが、もうすぐ正月だという気もしません。

昔のように季節感がはっきりせず、歳のせいもあってか、多少混乱しています。

見納めの 紅葉も最後 白川郷

Gassho-zukuri-concentrated areas on Shirakawago and Gokayama located in Gifu Pref. are covered with colorful autumn leaves in this time. Soon, however, the entire village will be covered with snow and will become a world like Suibokuga.

今は便利になって、東海北陸自動車道を辿れば大阪から5時間足らずでここ白川郷五箇山に行けるようになりました。それまではおよそ8時間、随分便利になったものです。

何度か訪れたことはありますが、訪れるたびに人出も増し、前回は高山から宿を求めてここに来ましたが、宿舎は満杯。諦めて、深夜帰宅したことがあります。

いつだったか、富山の友人を訪ねるため、深夜、まだ高速道がなかったので、真っ暗闇の一般国道を辿ったことがありますが、峠を越えると明かりがまるでホタルのように点滅し、近づくに従って夜目にも青白い集落が開けています。地図を見ると白川郷。その光景は今でもはっきり脳裏に浮かぶほど神秘的なものでした。

合掌造りが深い雪の中の生活のために作り出されたので、白川郷と言えば雪に埋もれた合掌造りが定番ですが、春夏秋冬いつ訪れても、季節季節の景色、風物があり、飽きることはありません。

今は晩秋。もう1週間もすれば木々の葉もすっかり落ちて、たちまちの内に銀世界に変わります。

一度正月をここで過ごしたい。そんな思いでここを後にしました。