When I look at the white clouds far away in dipping my feet into clear stream, I remember many memories of summer vacation.
この歳になってもこの時期になるとワクワクしてくる。たしか7月20日が1学期の終業式で、21日から夏休み。途中2,3日登校する日があっても、まる6週間休みなんだから、それだけでもうれしいし、海にも行きたい、山にも行きたいと、そんな予定があるとなおさら。「夏休みの友」と日記が宿題の定番で、「夏休みの友」は後に残すのは嫌だから、4,5日でささっとやってしまう。日記だけはそういうわけにはいかないが、これは余り苦痛でなかった。上に絵を描くスペースがあって、下に日記を書く欄がある。絵が好きだったし、文章を書くのも嫌いではなかったのからだろう。それとラジオ体操。近所中の子供たちが道路の四辻に集合して、ラジオから流れるラジオ体操の号令に合わせて体操をする。道路の四辻なんて、今こんなことができるんだろうか。そしてラジオ体操が終わると、班長さんに判を押してもらって、道路掃除が始まる。と、こんな毎朝だ。
今は違う。小学校はよく知らないが、中学校は6週間も夏休みはないし、高校ならもっと短い。それどころか、塾に通っている子なら、夏期講習がどうのこうのと、2週間も休みがあればいい方。どうして、こんなに勉強をさせるのだろう。夏休みがあるから、学校とは違った様々な体験があるだろうし、それを通して創造力も生まれるだろうし、大げさに言えば、生きる力を養える。と、思うんだが、年寄りの冷や水なんかなあ。
投稿者「真田 泰昌」のアーカイブ
脱皮まで 雌伏八年 蝉の声
It takes about 8 years for cicadas to become adults and it molts and dies after a month. During it’s time Male sings hard for females.
道沿いの灌木のあちこちに蝉の抜け殻がくっついています。異様なほどたくさんです。梅雨が早めに開けたので脱皮を急いだのか、あまりにも暑い日が続くので脱皮を急いだのか。
その割には、蝉しぐれというほどの声もしません。
蝉は、産み付けられた翌年に孵化し、梅雨の雨に流し落とされて地上に落ち、土に潜って7,8年じっと暗い土になかで命をはぐくんでいます。そして日没とともに地上に出てきて、一晩のうちに脱皮して羽化し、夜明けには飛び立ちます。一晩のうちに羽化しなければ脱水して死んでしまうからです。
成虫は、ひたすら樹液を吸って、メスはオスを向かい入れる準備をし、オスはメスを求めて鳴き続けます。およそ1カ月の間にメスは1回だけ受精して産卵し、そして死にます。オスは鳴きに鳴いてもメスに出会う確率は薬37%。残りのオスはメスに出会うことなく死んでしまいます。道にひっくり返って死んでいる蝉をよく見かけますが、きっとメスに出会わなかったオスでしょう。落胆の末、鳴き疲れて死んだに違いありません。アーメン。
卵から成虫に育つ確率は10%も満たないそうです。生まれてから死ぬまで外敵に襲われ食い尽くされるからです。
そんなことを思えば、今鳴いている蝉は、ある意味ラッキーな蝉ではあるんですが、鳴きになく蝉はすべてオスで、ご同輩として同情を禁じえません。
〔健康一口メモ〕
クーラーは、涼しいを基準にせず、暑くないを基準にすること。室内でちょっとした作業をしたとき汗ばむ程度がよろしいよう。
ジャズの音に 挿し鬼百合が スゥングし
Ikebana decorated in the front gate of the old house is swinging according to the jazz flowing from the Dozo, storehouse.
大阪泉州を散策していたら、遠くからジャズが流れてきました。引き寄せられるように近付いてみると、流れてきたのは旧家の土蔵を改造したジャズカフェからでした。古めかしい門扉の前に、気の利いた生け花が飾ってあり、桔梗と鬼百合がジャズの音色に合わせて、涼風に揺れています。まるでジャズに合わせてスイングしているようです。気温35度、まったく熱い昼下がりですが、ここだけは別天地。しばし涼を満喫しました。
〔ひとくち健康メモ〕
長い便秘で苦しんでいますが、便秘の新薬、アミティーザとツムラの漢方薬、大黄甘草湯の併用で、ここしばらく順調です。便秘でお困りの方、試してみてください。
朝顔から ラジオ体操 一二三
Early morning in the summer I can hear Radio gymnastics broadcasting from afar. Because schoolchildren are doing gym in the park according to it.
もうすぐ学校も夏休みだ。夏休みといえば思い出されるのが朝のラジオ体操。眠気まなこで、首からカードを提げた子どもたちが三々五々集まってくる。空き箱の上に置いたポータブルラジオがタンタカタカーン、タンタカターンと鳴り出して、威勢の良い体操のお兄さんが、「おはようございます。今日も元気でラジオ体操を・・・・」から始まって、体操が始まる。どの子のどの子もタコみたいだ。ふにゃらふにゃらと体操をしているのか盆踊りをしているのか、これではとても体操とは言えない体操をしている。周りを囲んだ大人たちの方が真剣に体操をしている。こういう風景が日本のいたるところで見られる。まさに国民的行事なのだ。
しかし、おかげでいまだにその体操を覚えていて、普段の運動不足をわずかだが解消している。うん、少なくともそう思っている。
それと、絵日記。絵日記には必ず朝顔の絵を描いた。今こうして、朝の散歩で見かけた朝顔を見ると、いつも小さいころのラジオ体操のこととが重ねあって思い出される。
あの頃、一緒にラジオ体操をした近所の子らは、今どこでどうして暮らしているんだろう。元気にしているんだろうか。会えることができれば会って、一緒にまた羅時を体操をしたいもんだ。
朝顔を見て、ふとそんなことを思い出した。
あっ惜しい もうちょっとやのに 蝉の奴
Almost had it! I had a happy time to return to a kid again, catching cicadas. I wrotes using the Osaka dialect.
大阪弁丸出しの俳句にした。何々やのに、標準語だと、何々だのに、となるところかな。
俳句にも伝統を重んじる派もあれば、山頭火のように、このどこが俳句やねん、と思うような自由俳句もある。
要は人の心をとらえればいいんだが、それだったら何も俳句に限ることはない。やはり、俳句には俳句のしきたりがあるんだから、俳句かどうかわからないでは困る。
方言を使った俳句もあるんだろうが、よくは知らないが、ちょっと大阪弁を使ってみた。
さて、蝉。
昨日、散歩していたら、木の低いところで蝉が鳴いている。ふっとつかみたくなって手を伸ばした途端、おしっこをピット出して逃げられてしまった。童心に帰った瞬間だ。それを句にした。
蝉で思い出すのは、昔、浄瑠璃の師匠をしていた大叔父に連れられて淡路島に行ったとき、朝の箱膳に蝉が2,3匹のっている。食べてみ、と勧められてびっくり仰天。蝉なんか食べられるなんか思ってもみなかったのからだ。
気持ち悪いけど、勧められるままに食べたんだが、香ばしくて意外においしい。焼き蝉に醤油を付けて食べるわけだ。
そういえば、イナゴの佃煮は食べたことがある。これはシーズンになればデパートの食品売り場にも出ている。
調べてみたら、沖縄では、今はそうでもなさそうなんだ、広く蝉を食べる習慣があったそうで、それ以外にも、奈良や長野にもそういう食習慣があったと書いてある。だから、これらの地方だけでなく、もっと広く食べられていたんではなかろうか。
外国では貴重なたんぱく源になっていて、ごく当たり前に食べる国はたくさんあるそうだ。芋虫なんかは重宝されるくらいだという。アメリカにだってそれ専門のレストランがあるそうだ。
思い出したが、ミミズも高蛋白で、食されもするし、漢方でも有名だ。石切神社の前の漢方薬店で大叔母が買っていたのを思い出した。
中国高級飯店に行ったとき、サソリの空焼きが出てびっくりしたことがある。
今日はゲテモノ食のオンパレードになってしまった。
ランタナは 秋深くまで 七変化
Lantana is a cute flower studded petit flowers. It keeps blooming while changing colorfrom now until the end of autumn with strong vitality.
ランタナはとても生命力のある花だ。紫陽花が咲き終わったころから咲き始め、花の色も色々変えながら秋の終わりくらいまで咲き続け、最後には緑色から真っ黒な実をつけて枯れていく。和名の七変化もそこから来ている。日本では。沖縄とか小笠原に広く分布していたが、今では広く日本中に広がり、石垣のちょっとした隙間からも立派な花をたくさんつけているのもよく見かける。そうした生命力の強さから、世界の侵略的外来種ワースト100に選定されているほどだ。最後につける黒い実は有毒だそうだが、鳥が時々食べているのを目撃することがあるから、どの程度の毒なのか。
〔健康一口メモ〕
体操は体だけではない。ベロ出し体操をすれば誤嚥が防げるし、顔面体操をすれば、表情が豊かになり、しゃべりがスムースになる。ひょっとこ、おかめ、どんぐり目、これ以上ないほどの変な顔をつくる。お薦め。
おお暑や アガパンサスが ぼやけてる
As soon as the rainy season has closed, it’s this heat. A beautiful agapanthus in front of me seems blurry.
今日も快晴。遠くで蝉が鳴いているが、まだ蝉しぐれというほどではない。
テレビでは相変わらず大洪水の報道をしている。避難したり、水が出なかったり、被災された方はお本当にお気の毒だ。
ここ大阪では、今週末には気温40度に達するかもしれないと予報している。40度と言えば、ちょっと温めのお風呂と同じである。ぼくは温めのお風呂が好きだから、このくらいのお風呂に入っているのかな。
まあしかし、お風呂だから40度を超えてもそんなに長く入っているわけではないのでいいが、何時間も何時間もそんな温度の湯につかっていたらふやけてしまう。
おそらくどこの家でもクーラーつけっぱなしで対応せざるを得ないだろう。
昔もこんな高温になることがあったんだろうか。
もちろんクーラーなんて快適な機器があったわではないし、昼間は家の中で我慢し、夜ともなれば外に出て、川原を散歩したり、家の前に床几を出して内輪片手に夕涼みしたり、なんとか暑さをしのいだ。
風鈴の音を聞いて涼しさを感じ取り、花火に夢中になって暑さを忘れたり、ところてんに酢醤油をかけて涼をとったり、悪く言えば、だましだまし暑さをしのいだわけだが、人間てこういうことができるから人間なんだ。
病は気からではないが、気の持ち方で随分助かることもある。
朝一番 ヒグラシ鳴いて 夏本番
Higurashi have begun also singing with dawn. It’s midsummer.People who were suffering from floods please get well too.
今朝もヒグラシの声で目が覚めた。さあ、これから当分寝不足だ。
皮肉なもので、このお天気を見ると四五日前の大嵐は嘘みたいだ。
死者159人、いまだに安否不明57人。安否不明の方々だけでも早く無事生還されんことを強く願う。
関西も7月9日やっと梅雨明け宣言が出た。やっとと言っても平年より12日早い梅雨明けだそうで、昨年の7月13日と比べても4日早いそうだ。
連日お天気のことと梅雨明けのことを書いてきたが、最近どうも気候が異変続きで過敏になっているせいかもしれない。
観測史上まれにみるとか、特別警報とか、今まであまり聞いたことのないレベルの注意報が多いし、スマホが突然けたたましく鳴り響いてギクッとすることが多い。
それにしても自然の生き物は正直だ。
一番ゼミが鳴き、田圃のカエルが鳴き、こうしてヒグラシが鳴き出すと必ず梅雨明けだし、梅雨明け直後の花々は生き生きしている。
生きとし生けるもの、その年年の気候がどうであろうが、サイクル道理の生活リズムで生きているし、生きていかざるを得ないんだ。
この夏もまたどんな過酷な運命が待ち受けているかもしれない。自然の摂理に身をゆだねて、ただ従容と生きたいものだ。
レインリリー 声を掛けると 頰を染め
Rain Lily blooms beautiful flowers when the bulb moistens after drying at high temperature. It is usually pure white, but varieties that become slightly pink are rare.
いつもすごいと思うのは、この地球上に存在するありとあらゆるもの、難しくは神羅万象に名前がついているということだ。新しいものが見つかったり、作り出されたりしてもすぐの命名される。
植物も同じで、名もなき何々という表現を使って、誰にも知られていないとか、そんほど珍しいとか、不思議なとかという内容を表現することがよくあるが、実はその名を知らないか、知って伏せているだけで、まあ我々の目につく限りの植物には名前がついている。
その名前にも、ああなるほどと納得するものもあれば、何でこんな名前を付けたんだろうと思うのもある。オオイヌノフグリのフグリは漢字で書けば陰嚢で、ヘクソカズラみたいにとてもかわいい花なのに、匂いが何となくということで下品な名前を付けたり、面白いといえば面白いが、実に無責任で配慮の足りない名の付け方だ。
最近は外来種も多いから、カタカナで意味も分からないものも多い。
このレインりりーもそうで、なんやら目、なんやら科のタマスダレ属に属する花たちの総称で、単独の名前ではない。
タマスダレの仲間はその白さ加減が売りだが、ピンクもあれば、黄色いのもある。ここに挙げたレインリリーも珍しい。淡いピンクの縁取りが、なんともかわいい雰囲気を醸し出している。
見るほどに 血潮沸き立つ ブーゲンビリア
A young passion rises from the bottom of my heart when watching Bougainvillea with bright red flowers.
このブーゲンビリアやハイビスカス、デイゴといった熱帯系や亜熱帯系の花や植物が普通にみられるようになった。
昔と違って世界がグローバル化され、すべての物の交流が盛んになったせいもあって、花も好事家によって持ち込まれ、それが根付いたことによるところもあるが、環境に適応できなければ根付かない。
花に環境適応能力があるのか、環境がこうした熱帯系の花をも育てるように変化したのか、俄かには判定しにくいが、どうも環境が変化したということの方が大きいように思う。
このところ続いた記録破りの豪雨もそうだし、いろいろなことからそれが裏付けられている。
今朝は久しぶりに全天快晴。雲一つないお天気だ。関西圏ももう間もなく梅雨明けが宣言さるだろう。
遠くの方で蝉の声もする。
また暑い暑いといって、それでもやはり夏もいい。小さいころから刷り込まれた夏の思い出は楽しかったことが多いし、この歳になってもなぜか心が浮き立つ。
まだヒグラシが鳴かないなあ。