水仙郷 座る人無き 緋毛氈

Narcissus in the Suisen-kyo is in full bloom. But, as it is too cold, there are no people sitting on a flat chair with red carpets there.

近くの公園で「水仙祭り」が開催されているというので出かけました。

車を降りると寒い寒い。襟巻きを忘れたので、首筋が冷え冷えします。

約60,000株の日本水仙(ニホンズイセン)が、斜面一面に可憐な花を咲かせ甘い香りを漂わせる「水仙郷」は今が見頃。

いつもなら汗が出る上り道も冷たい風が体をいっそう冷やします。途中出会う人もなく、「祭り」にしてはあまりにも寂しい。やっとたどり着いた「水仙郷」にはカメラを首から下げたおじさんが一人。なんで? あまりにも寒いので見合わせているのかな。

少し離れた所にワゴンの屋台が出ていて、若い男女の二人連れが甘酒を飲んでいる。体を温めるためにさっそく善哉を注文。200円也。あったか~い!200円が申し訳ないような、美味しくて体が温まり、助かる思いです。

それでもこの人での少なさは合点がいきません。この頃は寒いのが当たり前。それでもこの水仙を見るために例年ならもっと人が来ているのに。何かの間違いなのか、合点の行かぬまま公園を後にしました。

梅ヶ枝を グラスに挿して 花見酒

I put the plum branch that I got during the morning walk in the glass. The fragrance drifts in the room and I think that the influenza virus can be gotten rid of by it.

花見酒とは詠みましたが、本当は下戸です。粋に詠んでみたかっただけです。

雪空の朝、散歩中に梅が見事に咲いていました。じっと見ていると、畑仕事をしているご主人が梅の枝を切って新聞紙に包んでくれました。

喜び勇んで家に持って帰り、花瓶もないのでグラスに挿しました。パーッと梅の香りが部屋中に広がり、昨日も定期検診で出かけた掛かりつけ医が、インフルエンザが大流行しているから気をつけなさいよと言ってくれたことを思い出し、インフルエンザウィルスも退治するくらいの精気を感じました。

萌え出づるとはよく言ったもので、萌える、燃える、まさしく命が炎のように湧き出る季節が春です。

今日も大雪警報が各地で発令されていて、まだまだ春とはいい切れませんが、我が家は、おかげでもう春です。

 

咲き初めし 桜の何と 愛おしき

Although it is still in late January, cherry blossoms have started to bloom.  The cherry blossoms in full bloom are also beautiful, but the few cherry blossoms that have just started to blossom are not only beautiful but also I feel lovely.

桜便りがあちらこちらから聞こえてきます。もう満開に近いものもあれば、まだまだ蕾が固いものもあります。

節分、そして雛祭りと言えば梅ですが、もうそんなのを通り越して桜ですから、気ぜわしいというか、頭が混乱します。

桜も満開は満開で美しいですが、こうしてまだパラパラと咲く桜も風情があって大好きです。

満開であれば一輪一輪の花には目が向きませんが、咲き始めの桜は一輪の花にも目が向かい、あらためてその美しさと愛らしさに感動します。

テニスに相撲にと家に引っ込んでいることも多いですが、これからますます外に足が向かう気がします。

アラセイトウ 大寒の日も よそ事に

Daikan: It’s the coldest day of the year on the Japanese calendar, but Araseito is vigorously blooming even on the day. Araseito is a Japanese name for Stock.

アラセイトウはストックの和名で「紫羅欄」と書きます。中国原産のもの、ヨーロッパ原産のものがあり、中国原産のものは特にオオアラセイトウといい、「大紫羅欄」と「大」が付くようです。オオアラセイトウは別名「諸葛菜」とも書き、諸葛孔明が広めたという逸話から付いた名前だそうですから、東洋でもかなり古くから知られていたのでしょう。

今は品種改良で、中国産のものもヨーロッパ産のものも見分けがつかないほど様々です。

1月20日が今年の大寒でしたが、いうほどの寒さはなく、といっても北国はやっぱり寒いのでしょうが、お天気もよく、昼などは歩いていると汗ばむくらいでした。

近くの公園に出かけるとこのアラセイトウが道沿いに植えられていて、勢いよく咲いているのには驚きました。この寒さにこの勢いがどうも理解できません。近づくと香りもよく、こちらまで元気になります。

あれっ、まだ1月なんだと、今日は1月がとても長く感じる一日でした。

珍しや 絶えて久しい 節分草

I found Setsubunso at the sunny spot in the bush. It is a flower that has been rarely seen lately. This name is attached because it starts to bloom from the time of Setsubun.

珍しい花に出会いました。セツブンソウです。節分草。この名前の通り、2月から5月にかけて、主に西日本を中心に花を咲かせます。

あまりにも可愛いので多くの人に摘み取られ、絶滅品種に指定されていますが、広島県庄原あたりには群生地もあるそうです。

野に山に春を告げる草木や花が出揃ってきました。それでもまだ1月ですから、気が早いといえば早い気もします。これも情報社会の特徴かもしれませんね。

昔なら、自分たちの周りの景色でしか季節の移り変わりを知ることができませんでしたが、今はSNSメディアで全国各地から様々な情報が送られてくる。季節の早いところ、遅いところ、頭がこんがらがえっちゃいます。

自然環境の変化がそれに拍車をかけている。自然環境だけではありません。食卓に並ぶ食材もだんだん季節感がなくなってきました。いいことなのかそうではないのか、よくはわかりませんが、気に留めなければならないこともあるでしょうから、たまには広い世界のことにも注意をはらいたいものです。

菜の花が 潮風受けて フラダンス

Rape blossoms blooming on the beach are dancing like hula to the sea breeze.

レーダー照射問題、徴用工問題、どれを取っても今の韓国はレームダック(死に体)状態ですね。もっと誇りと自信を持ってほしいです。

レーダー照射問題も、どうも都合の悪い現場を見られて慌てふためいた感を否めません。

韓国はレーダー照射の存否に問題を絞ろうとしていますが、そうではなく、直ぐ側にいる北朝鮮の漁船らしき船との関係を詮索されたくないようです。いわゆる「瀬取り」ですね。「競取り」ではなく「瀬取り」です。「瀬取り」とは洋上において船から船へ船荷を積み替えることを言い、国連で決議され、日米間の合意事項である北朝鮮の船への「瀬取り」禁止行為を見つけられたことが、韓国政府があれほど無茶な言い訳に明け暮れる原因でしょう。

北朝鮮も韓国も同じ民族ですから、同情して、一部の人たち(今回は、韓国の警備、軍の関係者)が隠れてやってしまったということなら、多少の同情も禁じえませんが、韓国政府(文在寅政権)がどこまでも支離滅裂な言い訳に明け暮れているわけですから、これは韓国政府の意思によるもので、明らかに国連決議違反であり、日米間の信頼を裏切る行為であるわけです。韓国政府の立つ位置が問われるわけです。

徴用工問題も、日本政府が言うように「日韓請求権協定」で解決済み、つまり、徴用工などの賠償金も日本が支払った賠償金(当時の韓国の国家予算の1.5倍に当たる金額)で支払ってくださいよと約束したのに、その賠償金をどう使ったのか、それを棚上げにしてまた今日本に責任を擦り付けてきているわけです。つまり、日本が支払った賠償金が「徴用工」の皆さんに韓国政府から支払われていないということを意味するわけです。菅官房長が言うように「日本に責任をすり替えている」ということになるわけですね。困ったことです。

理屈が通じない相手ほど困ることはありません。韓国の良識ある皆さんに訴えるしかありません。

韓国でまたまた軍事クーデタが起こらねばよろしいが。

黐(モチ)の実に 里を賑わす 小鳥たち

The big Mochi tree spreading in the blue sky is heavy with the red fruits. In search of the fruit birds gathered and its chirping is echoing around.

透き通るような青空を背景に大きなクロガネモチの木に赤い実が鈴なりです。夜明けとともにヒヨドリや名も知れない小鳥たちが集まってきて、その鳴き声があたりに響きます。はたしてこの小さな実がおいしいのか、ただ赤くて目につくから集まってきているのか、小鳥たちに聞いてみたい気がします。

昨日、一昨日はセンター試験で、テレビでも報じていましたが、新しい年が動き始めた気がします。

1月は長いような短いような、あれ、まだ1月なんだと思うこともあれば、もう1月も半ばを過ぎたと思うことがあります。1月はいろんな行事がありますから、一つ一つを思い起こせば長く感じ、ひとまとめにすると短く感じるのかもしれません。

外に出ると、スーパーにもコンビニにも「恵方巻」の宣伝がやたら目に付き、そういえば2月も間近かなんだと気が急く気もします。

今年はどういう1年になるのか、どうか昨年のような災害が起こってほしくない、こののどかな風景に、そんな思いを強くする次第です。

忌まわしい 思いは消えぬ ダチュラかな

Dachura reminds me of two things. One thing is about Hanaoka Seishu and the other is Ohm Shinrikyo. That saved people and this killed people.

もうチョウセンアサガオが咲いていました。春先に咲く花ですが、温暖な地域ではこの頃から咲くんですね。

ここに挙げたダチュラとはキナリチョウセンアサガオの別名です。普通に言うチョウイセンアサガオは一年草の草本系ですが、ダチュラは木なりで木本系です。いずれも猛毒を含み、この毒性を利用して花岡青洲先生は麻酔薬を作って世界で初めて全身麻酔による癌手術を成功させました。これを記念してチョウセンアサガオは麻酔学会のシンボルマークになっています。

一方、1995年の1月に起こった阪神淡路大震災の直後3月にあの忌まわしい地下鉄サリン事件が起こったのですが、これを起こしたオーム真理教が信徒の洗脳に使ったのもこのチョウセンアサガオです。ニュースでも時々「ダチュラ」という言葉が出ましたが、覚えておられるでしょうか。チョウセンアサガオは諸刃の刃(もろはのやいば)になったわけです。

花は大きくてお世辞にも可愛い花とは言えませんが、純白はナイチンゲールを連想させる清潔感があります。

オーム真理教との関連は忘れたいですが、花岡青洲先生のことは、皆さん、よく記憶に留めておいていただきたいです。

新年に いのちを運べ 鳳凰堂

In the Byodo-in of Uji, the bustle of the year-end and new year has completely disappeared and silence with no sound is coming back. The noble and balanced appearance is exquisite.

新元号がどうなるか、だんだん騒がしくなってきました。

1.漢字2文字
2.読み書きしやすい
3.過去に使われていない
4.国民の理想にふさわしい言葉
5.俗用されていない
6.1文字15画が上限
7.明治(M)大正(T)昭和(S)平成(H)のアルファベット頭文字を避ける

という一定のルールがあるそうです。

あるアンケート調査によると、「安」と「永」の二文字が最も人気があるそうです。この二文字を組み合わせた「安永」はすでにあって、「永安」では座りが悪い。ネットでもいろいろ見てみましたが、最も目についたのは「安久」。

ローマ字綴りだと「ANKYUU」で頭に「S」をつければ「SANKYUU」、英語の「Thank You」に通じますね。こうして予想を立ててみるのも面白くて暇つぶしにはなります。

「安久」、これですかね。

小正月 煮麺仕立ての 鏡餅

Kagami-biraki is the traditional practice of eating the kagami-mochi that were offered to the gods. I cooked my favorite Nyumen containing pieces of Kagami-mochi and ate it.

お正月、小正月、門松、鏡餅、鏡開き、等など、1月初めにはこうした言葉が飛び交いますが、すべて神道の「歳神様」に由来する行事です。

神道は、古来からある日本独自の宗教で、山や川、木や森、雷や風、野生動物といった森羅万象に神が宿るとする考え方で、それを一括りにしたのが「歳神様」です。

その歳神様は年に二回、お正月とお盆に天上から降臨されるので、それをお迎えし、接待し、お見送りするのが、お正月やお盆の行事で、古来から引き継がれているわけです。

12月13日には「すす払い」をして家に中を綺麗にし、門松、しめ縄、鏡餅でご案内の準備をして、初日の出とともにご来光されるのをお待ちする。ご来校されたら、お節でお接待、松の内といって1月7日までご滞在され、やがて天上の帰られる。そしてその後片付けが小正月で、関東では1月11日か20日、関西では15日か20日が締めの日になるわけです。

宗教的に見ても日本の神道は独自の発展と変容を辿ってきたわけですが、実は気付かぬまま日本人の生活の中には神道の行事や習慣が根付いています。

神道は、仏教とともに日本の宗教として根付いてきましたが、神道を信仰しているという自覚を持っている人は非常に少ないのが現状ですね。日本人が無宗教だと言われる所以でもあるわけです。