真田幸村の末裔?― 歴史の真実 ―

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株のすすめー ボケ防止 ー

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八月 ― 上高地へ ―

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日本の地方議会・議員は世界の非常識

 
日本の地方議員
諸外国の地方議会(1)
諸外国の地方議会(2)

元東京都知事舛添の常軌を逸した公金の乱用ぶりとその追及に対する応対ぶりには日本国民の98%が呆れ返った。
知事はどうしたらやめてくれますかという記者からの問いにも怖めず臆せず答え、嘲笑が漏れる中でも政治資金で買った中国服の書道における効用を真顔で語り、国民の多くが辞めてくれることしか願っていないのに涙を流してまで知事の座にしがみ付こうとしたり、権力の座に就いた人間の醜悪の極致を舛添はさらけ出した。
そして事はこれだけに止まらない。知事の公金の乱用ぶりを追求した都議会議員のこれまた公金乱用用ぶりが白日の下にさらけ出される始末。
今回はしなくも露呈した地方自治体の首長とそれを取り巻く地方議会議員の横暴ぶりは果たして東京都知事と都議会議員だけにとどまるだろうか。誰もそうは思っていない。
知事や市町村長はともかく、地方議会議員の選出からして実にいい加減なもので、ほとんどの投票者はどこの馬の骨ともわからぬ者に投票する。そして議会に送り出した議員がどんな働きをし、どんな役割を果たしているのかほとんどの選挙民は知らないし、知ろうともしない。そんなことを繰り返す中、ただ高額の歳費だけが使われていることだけは噂には聞く。こうした幽霊のような地方議会とその議員たちが日本の隅々に存在するのだ。
厚生年金が危うい、保育園の待機児童が一向に減らない、国の借金が1000兆円にまで膨らんでいる、そんなお先真っ暗な事情にもかかわらず、国を挙げての無駄遣いの数々。その最たるものが今回露呈した地方議会とその議員たちの処遇問題だ。

上に掲げた資料にも見る通り、日本と諸外国の地方議員に求める役割と処遇がまるっきり違う。
議員報酬だけを見ても、
日本の地方議会議員の報酬総額はおよそ4,100億円、アメリカは1,100億円、フランス、ドイツでそれぞれ1,000億円、北欧諸国だと数千万円というから、日本は断トツに多いということがわかる。

地方議員に求められるのは地方自治体の行政及びその長たる首長に対する監視とチェックが基本任務である。これは日本も同じ。だから地方議員は基本は市民のボランティアであり、報酬も無報酬が原則である。例外的に、自治体の規模や行政の比重によっては報酬も支払われ、それ相当の待遇も用意されている。
日本は違う。
首長も議員も職業なのだ。高給取りなのである。しかもあらゆる実務は有能な公務員という事務方に任せっぱなし。「それで良かろう。」、「良きに取り計らえ。」と言っておけばよい。だから不祥事が表ざたになっても自分の責任ではない。会計責任者の責任、事務方の責任で本人はお咎めなし。こんな楽ちんな仕事はないのである。
だから何とかその職にあり就くために、採用試験に相当する選挙では、舛添のように、普段看たこともない認知症の母親を担ぎ出し、その介護ぶりを記者に書かせ写真を撮らせ、にわか仕立ての介護の本を出し、マスメディアをフル活用して介護専門家を市民にアピールする。そしてまんまと選挙民をだまして参議院議員に。さらに厚生大臣にまで上り詰めるのだ。
舛添は極端な例にしても、国会議員から地方議員に至るまで多くがプチ舛添といっても過言ではない。ひとえに、いったんこの選挙という関門さえ潜り抜ければもう後は天国だからである。
議会の会期中にもかかわらずゴルフ三昧、愛人との海外旅行、議員ではない本業にかかりきり、会期中の出席日数が半分にも満たない、そんな不良議員がわんさかといるのである。
それでいて、査定もなければ、誰からもほとんど干渉されず、4年や8年、それどころか一生食いはぐれはない。税金から高額報酬を得ているのに、やれ海外視察だ、やれイベント視察だと、「視察」に名を借りた「公務」の国内旅行、海外旅行は好き放題、公金で好き勝手なことができるのである。
まさに乞食と議員は辞められないわけだ。

と、ちょっと大げさに揶揄しすぎたかもしれないが、それほどまでに日本と海外の地方議会の首長、議員に対する考え方と処遇が違うのだ。
これは真剣に考えなければならない。今のようなこうした地方自治でいいのかどうか。真の意味での民主主義が機能しているのかどうか。憲法改正もいいが、国民に最も身近な地方自治は民主主義の根幹にかかわる問題だ。
舛添及び同列の都議会議員がさらけ出した醜悪なエゴイズムがはびこる日本の地方自治制度こそが、民主主義を『衆愚政治』におとしめる元凶なのである。
もう一度言う。
この狭い国土に2500にまで細分化された地方自治体、その細分化された地方自治体ごとに知事、市町村長、都道府県議会議員、市町村議会議員、議員総数6万人は多すぎる。無駄な税金が使われすぎる。
首相、国会議員、地方自治体の首長、地方自治体の議会議員、どれもみな基本はボランティア、無報酬が大原則だ。

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