小正月 煮麺仕立ての 鏡餅

Kagami-biraki is the traditional practice of eating the kagami-mochi that were offered to the gods. I cooked my favorite Nyumen containing pieces of Kagami-mochi and ate it.

お正月、小正月、門松、鏡餅、鏡開き、等など、1月初めにはこうした言葉が飛び交いますが、すべて神道の「歳神様」に由来する行事です。

神道は、古来からある日本独自の宗教で、山や川、木や森、雷や風、野生動物といった森羅万象に神が宿るとする考え方で、それを一括りにしたのが「歳神様」です。

その歳神様は年に二回、お正月とお盆に天上から降臨されるので、それをお迎えし、接待し、お見送りするのが、お正月やお盆の行事で、古来から引き継がれているわけです。

12月13日には「すす払い」をして家に中を綺麗にし、門松、しめ縄、鏡餅でご案内の準備をして、初日の出とともにご来光されるのをお待ちする。ご来校されたら、お節でお接待、松の内といって1月7日までご滞在され、やがて天上の帰られる。そしてその後片付けが小正月で、関東では1月11日か20日、関西では15日か20日が締めの日になるわけです。

宗教的に見ても日本の神道は独自の発展と変容を辿ってきたわけですが、実は気付かぬまま日本人の生活の中には神道の行事や習慣が根付いています。

神道は、仏教とともに日本の宗教として根付いてきましたが、神道を信仰しているという自覚を持っている人は非常に少ないのが現状ですね。日本人が無宗教だと言われる所以でもあるわけです。

月影に 睦月あの日の 走馬灯

This is the 24th year since the Great Hanshin Awaji earthquake occurred. When I am looking at the moonlight which illuminates the surface of the water in this way, the state of the time is remembered like a running lamp.

大きな揺れと柱の軋む音に飛び起きました。大地震だ。瞬間にそう思いました。当時奈良県生駒市に住んでいましたが、どこが震源かはわからないが、ともかく今までには体験したことのない地震でした。

テレビを付けると、震源は兵庫県の淡路島だという。神戸方面の上空から写した画像が流れる。あちらこちらから煙が上がっている。「死者10人」のテロップが流れる。数分後には死者20人。これだけでもとんでもない地震が起こったんだと思いました。

とるものもとりあえず、兵庫県の東、尼崎市武庫之荘にあった教室に向かいました。阪急梅田駅を目指しましたが、普段利用している御堂筋線は不通。仕方なく谷町線で南森町まで行って、そこから徒歩およそ3㎞。阪急梅田駅までやっとたどり着いたけれども、阪急神戸線も不通。

「ただいま地震のため不通です。」という張り紙が貼ってあるので、しばらくしたら開通するのかと、紀伊國屋書店の入口に掛かってある大型テレビを見ながら、しばらく待機。火災はどんどん広がり、「ただいま死者50人」、「100人」とどんどん死者数が増える。

2時間待っても開通する様子もないので、車で行こうと、奈良の自宅に帰ることに決める。これがとんでもない誤算。

国道2号線(大阪~北九州)の起点である桜橋までは何とかたどり着けたが、そこからは1cmも動かない。後ろからは「岐阜県消防隊」とか「愛知県消防隊」と書いた幟を立てた各県の救助隊がサイレンを鳴らしながら駆け付けてはいるがこれも全く停止したまま。

こりゃ駄目だと引っ返そうにも引っ返せない。車の車列から抜け出せないのです。何とか脇道に脱出できた時はもう日も落ちて真っ暗。周りのビルの殆どが停電で、大阪都心とは思えない。ただただ帰りを急ぐだけでした。