季節感

ギャラリー

このギャラリーには1枚の写真が含まれています。

  今日(3月27日)も東京では雪がぱらついたとテレビが報じている。 つい先日の22日、同じテレビで東京千代田区の靖国神社境内のさくら(標本木・ソメイヨシノ)の花が 5~6輪以上開いて開花宣言されたばかりだから … 続きを読む

プーチン大統領と遅刻

 
ロシアのプーチン大統領が12月15日に日本を訪問した。
北方四島と日ロ平和条約問題に何らかの進展があることを日本人の多くは期待したが、またまた肩透かしを食っただけで、要は経済問題に終始しただけの日ロ首脳会談だったわけだ。
ここでも、だから、そういう主要問題はさておいて、プチン大統領と遅刻ということに焦点を当てて、きわめて個人的、学術的(?)問題として取り上げてみた。

Newsweek日本版の16日付にこんな見出しが載っていた。
『遅刻魔プーチンの本当の「思惑」とは』という題名で、見出しが<外国の首脳らとの会談に、プーチンはどうやらわざと遅刻しているようだ。ロシアでは、そのことで交渉を優位に進められると考えられている>(写真:予定よりも約3時間遅れて山口に到着したプーチンは、出迎えの岸田外相と余裕の笑みで握手を交わした)というものだ。

プーチンは最初の訪問地である山口県に予定より遅れて到着し、会談場所となった長門市の温泉旅館には約3時間も遅れて入ったそうだ。
ロシア側の釈明によると、ちょうどシリアで政府軍が反体制派の拠点アレッポを制圧した「シリア情勢」に対応するためということだが、いかにも言い訳がましいことは歴然としている。
実はプーチンの遅刻はよく知られていることで、上の写真にもある通り、今回の大統領の訪日の打ち合わせのために、12月に岸田外相がロシアの首都モスクワを訪問した際にも、プーチンは岸田外相を2時間も待たせている。
それだけではない。
2015年にはバチカンで、ローマ法王との会談に1時間遅れて登場したし、実はその前の2013年にローマ法王と会った際にも、50分遅刻している。
2003年にはイギリスのエリザベス女王は14分待たされ、ウクライナのヤヌコビッチ元大統領は4時間も待たされたそうだ。
2012年にはドイツのメルケル首相との会談に約4時間遅れ、2014年にはまたまた同じメルケル首相主催夕食会に大遅刻し、とうとうメルケル女史を怒らせたこと言いうことだ。
そして今回の訪日における遅刻も含めて、すべてのマスコミがその都度この問題を大々的に取り上げるわけだが、すべてが判を押したようにNewsweekと同じ視点からプーチンの『思惑』―恰好付け―として取り上げている。

そうではないと思う。
これは極めてプーチンの個人的理由によるもので、端的に言えば発達障害に属する広汎性発達障害(PDD)もしくは注意欠陥・多動性障害(ADHD)の病理学的理由に基づくものである。
おそらくプーチンの側近は知っているであろうし、日本側にも内密には知らされているかもしれない。
極めてデリケートな問題であり、誤解を招きやすい問題だけに公にはしていないだけで、マスコミの的外れな見解はプーチンにとっては勿怪の幸いというわけだ。
調べてみたら、このことはもうすでにアメリカ国防省が公表していて(http://www.excite.co.jp/News/odd/Karapaia_52203819.html?_p=2)アスペルガー症候群に属するとしていて、プーチンの上に挙げた遅刻の事例も、これにより各国が許容しているし、ロシア側も何とか繕っていると見做すのが妥当なところではないだろうか。

こんな事例を体験した。
高校3年生の女生徒だったが、不登校になり、個人指導を頼まれた。
朝10時から我が家にきて授業を始める約束だったんだが、10時までに来れたのはほんの1,2週間。それ以降は11時にしか来れない。こちらの都合もあるので何とか10時に来るように説得して本人もその場は納得するんだが、やはり来ない。理由を聞いても答えないし、だからと言って何ら悪びれる気配もない。とうとう11時始業と諦めた。
これも教え子の高校3年生だったが、男生徒で、朝8時半の始業の学校なのに9時半にしか登校できない。中高一貫教育の私学の生徒だったが、学校も諦めて6年間9時半登校を許したという事例。
もう一人は50代の女性で、或る教育研究会に所属し、3カ月に一回例会があったんだが、毎回1時間は遅れて来る。その為に例会の始まりもいつも1時間遅れ。来た時には謝罪の言葉は全くなく、ニコニコ顔でご登場。会のメンバーも、最初は憮然とし、何回目にかは呆れ顔、最後には無視ということになったという事例。

こういう人たちが居るんだ。プーチンもきっとそうだと思うが、よく聞いてみると、本人はやはり悪いとは思っていて、何とか時刻に合わせようと努力するんだが、できないと言う。
プーチン大統領も、アメリカの国防省が公表した通りで、政治的駆け引きによるものではないとみるのが正しい。
と、すると、今回のこの件に関するマスコミの取り上げ方は異様だ。
Newsweekを始め、ほとんどのマスコミが、プーチンの遅刻を政治的駆け引きとみなしている。
今回に限らず、最近のマスコミは、いや昔からそうだが、どうも偏向性症候群のきらいがあるようだ。

アンシャン・レジーム

 
アメリカ大統領選挙は大方の予想を裏切って「暴言王」トランプが勝利した。
今や世界中がちゃぶ台をひっくり返したような大騒ぎ。この話題で持ちきりだ。
日本の株価は、トランプが勝利したその日は1,000円を超える大暴落。翌日は1,000円を超す大暴騰。その落差たるや2,000円をを超えたわけだから正しく激震が走ったわけだ。
今我々はこういう世界に住んでいるから、この出来事はびっくりする出来事だが、どこか他人事のような、どこか劇場の世界に浸っているような気分になっている。
これが100年前、というまでもなく、50年前の世界であったら、これほどの激震がたちどころに世界を揺るがしただろうか。
このことこそが20世紀後半から始まった情報革命、世界史で誰もが勉強した産業革命に相当する歴史的エポックに起こった例示的出来事なのであって、実はこの情報革命のもたらす世界の変革こそが重要なのである。

トランプが勝利した瞬間、ふと思い出した言葉が「アンシャン・レジーム」である。高校の世界史で習った言葉が蘇ったわけだ。
アンシャン・レジームとは、もともとフランス革命以前のブルボン朝、特に16~18世紀の絶対王政期のフランスの社会・政治体制をさしている言葉であって、フランスが誇る歴史家であるアレクシス・ド・トクヴィルが『アンシャン・レジームと革命』で使ってから定着した歴史用語なのであるが、日本語では旧体制、旧秩序、旧制度などと訳語があてられ、転じて、フランス以外での旧体制を指す比喩としても用いられている。
アンシャン・レジームはフランス革命の勃発で崩壊し、一時ナポレオンの失脚により復活したものの、やがて7月革命により打倒され、近代社会の幕開けとなっていくのである。
18世紀から19世紀にかけてイギリスに発した産業革命とそれに伴う社会構造の変革、フランス革命等によってもたらされた人権思想が、ことごとくそれまでのアンシャン・レジームを打破し、やがてはアメリカという巨大国家を生み出していくのである。
それと同じことが今や世界中で起こっていて、21世紀以降経済発展著しいBRICs(ブリックス、Brazil, Russia, India and China)の誕生、イスラム圏・イスラム国家の台頭と混乱、アフリカ諸国の台頭と混乱、イギリスのEU離脱、フィリピンのドゥテルテ大統領の登場、今の韓国の大混乱、やがて訪れるであろう中国や北朝鮮の体制崩壊、アメリカ大統領トランプの出現、これらすべてが現代的意味のアンシャン・レジーム崩壊が始まっている証である。
我が国内においても、小池東京都知事の誕生もその小さな出来事かもしれない。
安倍首相が、トランプが勝利したとき、側近に「本音で語る時代が来たね。」と言ったそうだが、まさにその通りで、情報社会はすべてがあからさまで隠しようがない。隠しても必ずどこかで漏れる。
本音と建前の建前が通じなくなったというわけだ。建前を振りかざして人を騙そうとしても騙せなくなった。そんな時代が来たんだ。
21世紀ももうやがて20年。時代は変わり、変革著しい新時代に突入しているのである。

余談になるが、シンガーソングライターの森山直太朗と御徒町凧が成城学園高校3年生24名とともに作ったオリジナルソング「アンシャン・レジーム」という歌がある。
生徒たちの先生のあだ名から取って付けた曲名だそうで、高校生活を物語る思い出の代名詞であることから、このタイトルになったそうだ。さわやかでいい歌だ。
http://www.tudou.com/programs/view/dE4F4AVL6GU/
ぼくもこうしてふと思い出した言葉が「アンシャン・レジーム」でつい話したくなったわけだが、やっぱり高校時代に習った言葉だ。高校時代は良かったんだなあ。つくづく思うよ。

アンシャン・レジームを吹っ飛ばせ!