| 半反応式とは、酸化剤・還元剤の働きを表す式のことで、酸化剤と還元剤の2つの半反応式を組み合わせて、1つの酸化還元反応式を完成させることができます。その作り方は、ベースとして、酸化剤、還元剤が何になるかは覚えておかなければなりません。過酸化水素(H2O2)に例をとると、これは相手次第で酸化剤にもなれば還元剤にもなる変なやつで、水になるか酸素になるかで違ってきます。こうです。
@反応前後の化学式を書く(これは暗記事項)⇒H2O2→H2O A両辺の酸素の数を水でバランス⇒H2O2→2H2O B両辺の水素の数を水素イオンH+でバランス⇒H2O2+2H+→2H2O C両辺の電子数をe-でバランス⇒H2O2+2H++2e-→2H2O というわけで、相手から電子を取って参加数を増加させるわけですから、このときのH2O2は酸化剤として働くということですね。また、もし @反応前後の化学式を書く(これは暗記事項)⇒H2O2→O2 ならば Aはそのまま Bは⇒H2O2→O2+2H+ Cは⇒H2O2→O2+2H++2e- という具合ですね。この場合は、相手に電子を与え酸化数を減少させるわけですから、還元剤として作用するわけです。(ああ、シンド、黒板に書くほうがよっぽど楽。H2の2は、添え字の変換はできないんですかね)
トンコさん、なぜ「トンコ」さんなんですか、まあそれはそれとして、この程度でよろしいんでしょうか。自分でもいろいろ試してみてください。
|