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■9 / 親記事)  三角関数の一般角
  
□投稿者/ 三宅 敏孝 -(2000/12/03(Sun) 20:09:15)
    三角関数を習っていますが、一般角を鋭角表示して値を求める方法をわかりやすく説明してください。
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■10 / ResNo.1)  Re[1]: 三角関数の一般角
□投稿者/ さん太 -(2000/12/04(Mon) 00:42:44)
http://www.ces-inter.com
    三宅君、今晩は。
    早速ですが、掲示板でご説明するにはちょっと制約があり、どれだけお答えの内容をお伝えできるかわかりませんが、試みてみます。

    一般角も方程式や不等式の一般解になるとちょっと難しいですが、お尋ねの内容は多分次のことではないかと思います。
    例えば、sin(-660°)を鋭角表示して、その値を求めよ。というような問題だと思うんですが、こういう問題の場合、
     @まず角は正の角に転換しておく。⇒sin(-660°)=-sin660°
      【公式】sin(-θ)=-sinθ,cos(-θ)=cosθ,tan(-θ)=-tanθ
      なぜこうなるかわかりますか。公式は丸暗記するんではなく、必ず証明できるようにしておくと、非常に応用力がつきます。
     A次に -sin660°=-sin(90°×7+30°)⇒つまり、660°を90°の整数倍プラスあまり(この場合30°)にする。
      この整数倍にいろいろな意味があって、x軸の正の方向を0、y軸の正の方向を1、x軸の負の方向を2、y軸の負の方向を3とした場合(つまりどこかのコマーシャルではありませんが、x軸、y軸のそれぞれの方向を0123と名付けるわけですね。)、この整数倍の数を4で割ったあまりで、動径OPが何回転かして到達する位置を知るわけです。この問題の場合、7を4で割ったあまりは3ですから、動径は何回転かして(この場合1回転ですが)3の位置にくるわけです。そこからプラス30°進むわけですから、動径OPは第W象限にくるわけで、そのときのsinの符号はマイナスになります。
      次にこの整数倍の数(7)が偶数の場合、sin→sin,cos→cos,tan→tanにして鋭角30°を振ります。奇数の場合は、sin→cos,cos→sin,tan→cot(tanの逆数)にして鋭角30°を振ります。つまり、こういうことです。
     B-sin(90°×7+30°)=-(-cos30°)=cos30°で
     Ccos30°=√3/2 となるわけです。

    お分かりいただけたでしょうかね。2,3例を挙げておきます。
     ・cos(-660°)=cos660°=cos(90°×7+30°)=sin30°=1/2
     ・tan(-660°)=-tan660°=-tan(90°×7+30°)=-(-1/tan30°)=1/tan30°=√3
     ・sin960°=sin(90°×10+60°)=-sin60°=-√3/2 ←角は第V象限、90°の偶数倍
     ・cos960°=cos(90°×10+60°)=-cos60°=-1/2
     ・tan960°=tan(90°×10+60°)=tan60°=√3

    納得いかなければ、メールでご連絡ください。Faxででも改めてご説明しましょう。





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