Although I try to make haiku while eating a delicious strawberry fresh from the field, I am looking for words that express the seasons.
最近は本当に季節感というのが無くなりましたね。本題の苺だってそう。元々は3月~6月が収穫期であったが、品種改良やハウス栽培で年がら年中収穫できるようになり、最近ではクリスマスの需要に合わせるため、この時期に収穫できるようにプログラムされているそうです。
だから「冬苺」と「冬」を付けなければ季題がわからない。俳句では、最近は無季語の俳句も多くなりましたが、背景にはこうした事情があるようですね。
アイスクリームだってかき氷だって、元は夏にしか食べなかったけれど、空調設備の整った今では、年がら年中食べられます。ついこの間も、デパートのアイスクリーム屋さんに行列ができている。このように食材が季節を問わず店先に並び、食べる時代だから、これがこの季節のものだと言い切れなくなっています。
ましてや、最近の異常気候もあって、冬に桜が咲き、街中では冬だというのに半袖姿の若者が闊歩していたり、自然環境も住環境も昔とはすっかり事情が変わっています。
もうすぐお正月ですが、お正月といえばお餅、このお餅だって、年がら年中スーパーで売っていて、お餅だけでは季節感が出ない。そのスーパーや一般のお店だって、正月元旦から空いているので、おせち料理のように三ヶ日の保存食もいらないわけで、社会環境までも季節感を変えてしまっています。
今日のイチゴ。口に入れたら、口いっぱいで噛めないほどの大きさです。露地栽培のイチゴなら口に二つ三つ頬張ってもなんていうこともなかったんですがね。