Every Kaki, persimmon, has fully ripened. The crows came and were eating deliciously it.
日本の柿が海外に攻勢をかけています。
一昨年2016年にはカナダ、2017年にはアメリカ、今年はオーストラリアと相次いで輸出解禁となり、主導した和歌山県では大忙しです。
いずれの国にも柿はあり、比較的ポピュラーな果物ですが余り人気がありません。固くて甘くないからです。
しかし、日本の柿は違います。甘くて、食べごろを得たらそれほど硬くなくて、ともかく美味しい。だから日本の柿は、単にpersimonではなく、わざわざJapanese persimonというほどです。人によったら、別物の果物と思う人もいるほどです。
ここにも、日本人特有の「職人気質」が発揮されているんですね。日本人はどんな職業に携わっていてもそれぞれが誇りを持ち、なんでも極めなければ気が済まないという基質があります。また、他人も職種のいかんを問わず、いいものはいいと正当に評価し、尊敬するから、ますますの励みになるという背景も大きな支えに成っています。
柿も例外ではなく、外国の柿とは段違いに美味しい。極め尽くされているんですね。葉っぱも無駄なく、「柿の葉茶」で健康茶に、「柿の葉寿司」なんかは絶品ですよ。
今回の海外輸出の取り組みにしても、柿本来の食べ方はもちろん、「柿とアングラのサラダ」、「白身魚と柿のカルパッチョ」、「生ウニと柿のジュレ」といった具合に、外国人にも馴染める柿レシピを用意し、宣伝したそうです。
柿も昔は体を冷やすと言って敬遠されたこともありますが、今や栄養価ナンバーワン。健康食品の評価高い果物になっています。
カラスもよく知っているんですね。実をつついて蔕だけが木にぶら下がっていたり、まるごと持っていかれたり。
今日は柿で熱くなりました。