湖畔には 鬼百合咲いて 青い富士


Oniyuri blooming on the shore of the Kawaguchi lake and blue Fuji which is far away from the opposite shore are producing brilliant contrast.
変てこ台風12号は大した被害をもたらすこともなく九州付近で消滅した。
普通の台風なら九州では勢力最大になって上陸するのだが、ここで消滅する台風なんて聞いたことがない。
台風一過、今のところ快晴とはいかないまでも青空は広がっているが、各地とも不安定な天気が続くようで注意を要するようだ。
7月も30日になった。鬼百合がよく見かけるようになったから、夏も本格的になった。
40度を超す日も何日かあった記録破りの7月だったが、例年なら8月の方が暑さも厳しくなるはずで、この調子でいくと40度半ばもあるかもしれないとちょっぴり不安にもなる。
でも、台風通過直後の富士山を見ると、湿度も高いせいか青くかすんで見えるが、夏日を浴びた手前の鬼百合がひときわ目立って、またこれはこれで絵になる。恥ずかし気にこうべを垂れて、真っ赤な顔をしている姿が可愛い。
さくら、つつじ、芝桜、紫陽花、ルピナス、百合、四季折々の花が季節季節の富士山を取り囲む風景はまさに日本の象徴だ。
いろんな災害に見舞われてもこの富士山の姿を眺めると、日本人なら誰しもつらさも忘れホッとする。
どうかこの八月は大過なく、いい思い出がたくさん残る八月になってほしいものだ。