脱皮まで 雌伏八年 蝉の声


It takes about 8 years for cicadas to become adults and it molts and dies after a month. During it’s time Male sings hard for females.
道沿いの灌木のあちこちに蝉の抜け殻がくっついています。異様なほどたくさんです。梅雨が早めに開けたので脱皮を急いだのか、あまりにも暑い日が続くので脱皮を急いだのか。
その割には、蝉しぐれというほどの声もしません。
蝉は、産み付けられた翌年に孵化し、梅雨の雨に流し落とされて地上に落ち、土に潜って7,8年じっと暗い土になかで命をはぐくんでいます。そして日没とともに地上に出てきて、一晩のうちに脱皮して羽化し、夜明けには飛び立ちます。一晩のうちに羽化しなければ脱水して死んでしまうからです。
成虫は、ひたすら樹液を吸って、メスはオスを向かい入れる準備をし、オスはメスを求めて鳴き続けます。およそ1カ月の間にメスは1回だけ受精して産卵し、そして死にます。オスは鳴きに鳴いてもメスに出会う確率は薬37%。残りのオスはメスに出会うことなく死んでしまいます。道にひっくり返って死んでいる蝉をよく見かけますが、きっとメスに出会わなかったオスでしょう。落胆の末、鳴き疲れて死んだに違いありません。アーメン。
卵から成虫に育つ確率は10%も満たないそうです。生まれてから死ぬまで外敵に襲われ食い尽くされるからです。
そんなことを思えば、今鳴いている蝉は、ある意味ラッキーな蝉ではあるんですが、鳴きになく蝉はすべてオスで、ご同輩として同情を禁じえません。
〔健康一口メモ〕
クーラーは、涼しいを基準にせず、暑くないを基準にすること。室内でちょっとした作業をしたとき汗ばむ程度がよろしいよう。