The grove in which the red leaves and the green leaves are mixed together is gorgeous just like a textile woven by a skillful craftsman.
木々の紅葉が増してきました。
京都洛西の金閣寺から龍安寺そして仁和寺にと続く道は、以前「衣笠街道」と読んでいましたが、最近は「きぬかけの路」と呼ぶようになったそうです。近くには等持寺や妙心寺、北野天満宮など京都有数の神社仏閣が点在していますが、今はどこも紅葉が急速に色づき始めました。
写真は金閣寺境内でとったものですが、真っ赤に紅葉した紅葉からまだ紅葉しかかったばかりの紅葉まで、グラディエーションよろしく咲き競い、その中に濃い緑、新緑のような木々が織り混ざって、まるで西陣織の緞帳のように天高くから被さっています。
紅葉の仕方にもいろいろあって、どぎつく感じる紅葉もあれば、薄汚く感じる紅葉もありますが、ここ金閣寺の紅葉はさすがです。
例によってここ金閣寺はもちろん、きぬかさ路にも外国人観光客が溢れていますが、この日本の紅葉ぶりにはさすがに感嘆しきりです。もちろん外国の木々も秋の季節になれば紅葉する木もあるのですが、日本ほどの美しさはありません。この美しさは日本独特なものです。日本の湿潤な気候環境がおおいに関係があると思います。
日本の湿潤な気候環境は木々だけでなく、ひいては日本人の国民性にも大きな影響を与えているようです。
美しいニッポン! これからもどうか、何事においても美しい日本でありたいものです。