今年もと 図星見つけた アケビかな

There is my secret place where fruits of akebi bear every year.  As expected, the fruit has borne this year too. A sweet scent drifted from the opened fruit, and I got it and ate immediately.

いつも歩く山道を少しそれた所に、毎年決まってアケビができる所があります。今年もと山道を分け入ってみると、案の定アケビがたくさん実り、もうすでに弾けているもの、鳥が啄んだものがあります。あたりには甘い香りが漂い、まさに秋を実感します。

アケビの実は熟すととても甘く美味しいのですが、種だらけで、すぐに口中種でいっぱいになります。種が多いせいか店頭ではあまり見かけませんが、東北地歩では販売されているところもあるそうで、種からは油も取れることで注目されているそうです。

多くの山野草や木の実の例にもれず様々な薬効があり、漢方薬としても知られているそうです。

瑠璃色に 歴史偲んで ガラニチカ

Garanichika flowers bloom in the weeds. The amber color is vivid.  Amber is a pigment obtained by powdering semiprecious stones.  Imported from the Persian country of origin during the Nara period, it was used to color cups and bowls.

ガラニチカは詳しくはサルビア・ガルニチカ。メドーセージというハーブとしても知られています。

サルビアは今では500種もあると言われるほど品種は多く、公園などで普通に見かける赤いサルビアはサルビア・スプレンデンスという品種です。

ガラニチカは瑠璃色が鮮やかで、草むらや植え込みなどでもひときわ目立ちます。この瑠璃色を見るといつも東大寺宝物殿の瑠璃杯を思い出します。古代ペルシャで産出した半貴石のラピスラズリを輸入し、杯や碗の顔料として使い、鮮やかな瑠璃色を演出しました。スケールの大きさと飽くなき美の追求に驚かされます。

そういえば、サルビア自身も原産地はブラジルで、かなり昔に広がったそうですから同じです。サルビアの品種は花の形に共通性はありますが、その形も色もバラエティに富んでいて興味が付きません。

虫達が 花見に繰り出す サクラタデ

Tade flowers are in full bloom in the waterside area.  Although it is a small flower of 3-4mm in diameter, it looks just like a cherry blossom.  It is the same kind of seed that comes out in a saying, “There’s no accounting for taste.”, but there are many small insects.

水辺にサクラタデの一群が花をいっぱいに付けています。直径3~4mm位の小さな花です。しかし拡大すると桜の花にそっくり。いや、もしかしたら桜の花より美しいかもしれません。まさに「蓼食う虫も好き好き」で、虜になる花です。

「蓼食う虫も好き好き」と言ったら、あまりいい意味では使われなく、よくもあんな女になんて、なんて物好きな奴だくらいにしか使われません。

しかし、このタデ、たいていの皆さんはお寿司屋さんや小料理屋さんでお目にかかっているはずです。お造りに添えてある、赤紫掛かった小さな芽のような葉っぱの添え物で、口にされない方も多いようです。これは赤タデで、すこし苦みがあり、薬効成分たっぷりの葉っぱなんです。この苦みが「蓼食う虫・・・」になったんですね。九州朝倉市が一大産地で、けっこう高値で取引されているそうですよ。アユの塩焼きには欠かせないものです。

サクラタデは食用にはしませんが、噛むとほろ苦く、タデの仲間と分かります。小さくて、つい通り過ごしてしまうような野草ですが、実に綺麗な花です。

彼岸去り お色直しは 韮の花

The cluster amaryllis is still blooming in some places, but it is almost hidden. Instead, Nira white flowers are blooming on the path of the rice field. It looks as if the bride is changing dressing. It wonders who planted them.

まだ彼岸花が所々に咲いていますが、萎れた花も目立ち、哀れさを感じます。

同じ田んぼの畦道を辿っていますと、白いニラの花が一群れ咲いています。彼岸花のような艶やかさはなく、小ぶりで目立たない花ですが、その白さは際立っています。

ニラと言えばニラ炒め、ニラ粥、ニラ餃子、数え上げたら切りがないほど使われている食材です。また医食同源を地で行く食材で、栄養価が高く、スタミナが付く食材として、もう3000年も昔から栽培されています。

日本でも地方地方で呼び名があり、その数は何十もあるといいましから、生活と密着した食材であったわけです。

白い可憐なニラの花を見ていると、そんな歴史や人との関わりとは無関係で、ただ美しいだけですが、その秘めたる力を知るとすがりたくもなります。

パンパス草 激しいタンゴを 風に舞い

Pampas grass is very similar to Susuki, so it is sometimes called Oosusuki or Obakesusuki. But they are different varieties. The place of origin is grassland (Pampas) in the South American continent such as Brazil, Argentina, Chile.  The name comes from this Pampas.  By the way, in Japan it is also called Shiroganeyoshi.

日本ではオオススキとかオバケススキと呼ばれていますが、正式名はパンパスススキです。 原産地がブラジル、アルゼンチン、チリなどの南アメリカ大陸の草原(パンパス)なので、これが名前に由来です。ちなみに、日本のススキはシロガネヨシとも呼ばれ、パンパスススキとは別品種です。

最近は公園や街路の植え込みなどにも時々見かけるようになりました。大きさは違いますが、見かけはススキによく似ているのでオオススキとかオバケススキというようになったのでしょう。

写真は高原に靡くパンパスススキですが、パンパスといえばアルゼンチン、アルゼンチンといえばタンゴですが、高原の風に揺れるパンパスススキは、「カミニート」の激しい踊りを彷彿とさせるものがあります。

残照に 金波銀波の 花すすき

The “Ikuishi Plateau” that stretches between the borders of Aritagawa Town and Kimino Town in Wakayama Prefecture is one of the most famous spots in Susuki.  Every autumn, the plateau is covered with a surface of a Japanese pampas grass, and when the sun sets, the photogenic golden pampas grass is a highlight.

和歌山県の有田川町と紀美野町との境界に広がる「生石(いくいし)高原」は、関西随一といわれるススキの名所です。

毎年秋になると高原は一面のススキに覆われ、大勢の行楽客やカメラマンで賑わいます。とくに夕日を受けてフォトジェニックな金色、銀色に染まるススキの大海原は圧巻です。

夜ともなれば、澄んだ秋の夜空に煌めく星々は、遥か眼下に輝く有田の街の明かりと相まって、時空を超えた幻想の世界を演出します。

コスモスの 眼下にくねる 有田川

The Washigamine Cosmos Park is located on the summit of the Washigamine at an altitude of 586.2 meters.  In autumn, the cosmos blooms all over and a pleasant breeze blows through.  When the weather is nice, you can overlook Awaji Island and Shikoku, and you can see a 360-degree panorama.

和歌山県有田川町にある、標高586.2メートル、鷲ヶ峰の頂上に広がる『鷲ヶ峰コスモスパーク』には、その名の通り、秋になると辺り一面にコスモスが咲き、心地よいそよ風が吹き抜けます。

天気のいい日には遠く淡路島や四国まで見渡せ、360度の大パノラマが目の前に広がります。

眼下には有田川が川筋をくねらせ、折からの夕日を受けて光って見えます。

広い園内に散らばっていた人たちも三々五々家路につき始めました。

いよいよ今日で9月もお終い。

長かったような短かったような、晩夏と初秋の入れ混じった景色が道中にも見受けられました。

一夏の 思い出留め 残り薔薇

Autumn roses are gradually losing momentum. Though there is still summer remnants around, memories of this summer days came back to me one after another .

近くのバラ園の薔薇も徐々に勢いを無くしています。ああいよいよ今年の夏もお終いだと思うと、名残惜しさとともにいろいろな思い出が走馬灯のように蘇ります。関西周辺は特にこれといった災害もなく無事秋を迎えることになり、有り難いことです。

今も近くから秋の大祭のお囃子が聞こえてきます。この秋がどんな秋になるか楽しみでもあり、一抹の不安もあります。

台風もまだ油断ができきませんし、東南海地震もさることながら、大きな地震がいつ起こるとも知れません。10月から発効する10%の消費税アップが日本経済にどんな影響をもたらすか、それによって自分たちの生活がどうなるかも心配です。杞憂ばかりが先立ちますが、どうも地球全体が、世界情勢がスムースに動いているようには思えません。

昨日はラグビーで日本が格上のアイルランドを破る快挙を成し遂げたましたが、せめてもの慰めにはなりました。

 

山の道 藪蘭の花 そっと撫で

As you walk along the mountain path, the Yaburan flowers are blooming in the sun in the bush, It is a sober flower, but it stands out here. Although it is a relatively well-known flower, it rarely appears in tanka or haiku.

秋空が広がる山道を散歩していると、藪の中の陽だまりに藪蘭の花が満開です。地味な花ですが、ここではひときわ目立ちます。

藪蘭は比較的よく知られた植物で、ファンも多いのですが、俳句や短歌にはほとんど詠まれていません。花の歌が多い万葉集にも一首も読まれておらず、その後の歌集、句集にも極めてわずかです。不思議でなりません。

最近は公園や道路沿いの植え込みなんかにもよく見かけるのですが、あまりにも身近すぎて抒情を呼び起こさないのですかね。

一つ一つの花をよく見てもとても美しく可愛い花なのに。

曼珠沙華 此岸(しがん)彼岸に 緋毛氈(ひもうせん)

Manjushage is full bloom on both banks of the river. It’s like a view of the Buddhist world. Buddhism teaches that the world we live in is called this world ,’Shigan’, and that world after death, ‘Higan’, and that  there is a world after death. And the river that separates the two worlds is called the River of Sanzu.

今日でお彼岸もお終いです。日もだんだん短くなって、朝晩の影もくっきり長くなりました。最高気温も30度を下回り、最低気温も20度を下回る日が多くなりました。凌ぎやすい麗らかなお天気が続いています。

両岸にびっしり咲いた曼殊沙華(彼岸花)、真ん中に川。此岸と彼岸と三途の川。仏教絵のようです。

煩悩渦巻く此岸、煩悩から解放された解脱の世界、彼岸。此岸から彼岸に渡るには三途の川を泳ぎ切らねばなりません。

出家して修業を積んだ高僧だけがそれが可能だと教えるのが小乗仏教。

いやいや、この世(此岸)にいても「般若波羅蜜多」を唱え、六波羅蜜(六つの実践)を行えば彼岸に行けますよと教えるのが大乗仏教。

「般若」つまり知恵を出して、「波羅蜜多」彼岸に渡りましょう。その為には次の6つのことを実践しましょう。

1.布施波羅蜜(ふせ) 布施をすること
2.持戒波羅蜜(じかい) 戒律を持って生きること
3.忍辱波羅蜜(にんにく) 堪え忍ぶこと
4.精進波羅蜜(しょうじん) 努力すること
5.禅定波羅蜜(ぜんじょう) 座禅すること
6.智慧波羅蜜(ちえ) 前五つの波羅蜜の実践によって得られる智慧のこと

日本の仏教の中核になる教えです。

般若波羅蜜多、般若波羅蜜多、般若波羅蜜多、・・・・