カラカラと 夏風誘う カザグルマ

The steamy and hot winds under the rainy season are shaking Kazaguruma. Kazaguruma, please let me blow the hot and dry summer wind early.

関西は相変わらず空梅雨が続いています。降りそうで降らない、なんともじれったいお天気です。

垣根に咲いたカザグルマもよどんだ風でカラカラ音を出しません。

カザグルマとテッセンも見分けが難しい花です。まとめてクレマチスと言っておけば間違いありません。カザグルマは「風車」、テッセンは「鉄扇」、漢字で書けば特徴が分かります。

風車は日本固有のクレマチス。一方、鉄扇は中国産のクレマチス。よく花弁が6枚が風車、8枚が鉄扇という見分け方を言いますが、花弁の数はまちまちで、4枚のもあれば7枚のもあります。見分けるのはやはり葉の形です。蓬状の葉を持つのが鉄扇です。

風車は花の形に注目した命名で、鉄扇は蔓に注目した命名で、日本人の情緒性と中国人の実利性をよく表しています。

風車を歌った歌も沢山あって、アメリカのっ有名歌手の誰もが歌った『The Windmils of Your Mind』や、松山千春その他日本人歌手もそれぞれの『風車』を歌っています。

梅雨の中 白鬚詣でて 雨を請ひ

On the west shore of Lake Biwa, there is the oldest Shirakami Shrine in Japan. It is known for its red torii standing on the lake surface. In the precinct, monuments of famous poets such as Murasaki Shikibu and Bashou are lined. Many tourists have come in spite of the rainy season.

滋賀県の琵琶湖の西岸、大津市の北端を越えてすぐの高島市に日本最古の白髭神社があります。神社縁起にもいろい書いてありますが、本当のところは由来ははっきりしません。

白髭という音をたどれば古代朝鮮の「新羅」に結び付くように思います。琵琶湖北岸の地峡をたどれば福井県に容易に辿り着けますから、日本海を渡ってきた新羅系の渡来人がそのルートからやってきて住み着いたのが、この白髭神社あたりではないかと推測できます。あまり知られていませんが、白髭神社の後背地の山の中にはかなり古い古墳が散在しています。

また湖面に浮かぶ朱の鳥居も初めから水中に建てられたのではなく、大地震かそれに伴う地殻変動で今では水の中、元は参道入り口であったというのが私の主張です。平清盛はこれを真似て厳島神社の水鳥居を作りました。

九州の集中豪雨とは裏腹に、今は梅雨の最中ですが、琵琶湖周辺は晴れはしませんが雨もほとんど降りません。白髪神社は水の神でもありますので、どうか恵みの雨をとお祈りしておきました。

 

そばかすが なんとも愛らし クルマユリ

Car Lily is characterized in that the spots are less noticeable than Oni Lily. Both flowers are adorable as well as girls with freckles on their faces are cute.

オニユリに似ていますが、これはクルマユリです。名の由来は葉を車に見立てたことかららしいです。

オニユリは斑点がもっと大きくはっきりしています。似た百合にコオニユリという百合もありますが、この三つのユリはよく似ていて見分けが難しいです。オニユリには「むかご」といって葉の付け根に丸い実のようなものが付いているのが特徴でこれで見分けます。

いずれにしろ、クルマユリもコオニユリも元はオニユリから派生したに違いありません。

オニユリはヤマユリやササユリと同じ日本の固有種で、世界には100種余りの百合がありますが、日本の百合は中でも特に美しいそうで、シーボルトをはじめ日本にやってきた多くの外国人が祖国に持ち帰り、品種改良を加えたものが逆輸入され今に伝えられている百合が多いそうです。

「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と言われるようにきりりとした立ち姿は東洋の花の代表で、西洋の薔薇と人気を二分すると言われています。

梅雨に泣く 枝垂れ柳と 商家町

The old merchant town in Kurashiki is a rainy season and people are sparse. The weeping willow standing along the hydrophobicity is lush but somehow not energetic. Perhaps they must be sympathetic to the merchant.

今日は関西では晴れ間も見えるほどのお天気です。九州地方では大変危険な状態だそうでお気の毒です。梅雨も始まったばかり、まだ1カ月ほど続くことを思えば、どんな災害が待ち受けていることやら。

写真は岡山県倉敷の旧商家町ですが、色付いた枝垂れ柳も梅雨の雨は有り難いが、向かいの人通りを見て心配そうにも見えます。

山開き、海開きも終え、観光地も訪れる人に期待を膨らませているでしょうが、こう災害が続くと足も遠のいてしまいます。

どうかお天道様、これ以上のお灸はご勘弁をとお願いするしかありません。

 

あら可愛い 名は知っていたよ 枸杞(くこ)の花

I knew the name of Kuko, wolfberry, but it is the first time to see the flowers.  It is a plant that has been used for a long time, such as Kuko fruit, Kuko liquor, Kuko tea and so on.  It is a representative herb that has been described in the oldest Chinese herbal medicine book.

小さい時から枸杞(くこ)の名前はよく聞かされていました。

石切神社の前に「阪本漢方」という漢方薬局があって、幟にこの「枸杞」という字が書いてあって、難しい字だなと思ったことを思い出しました。大叔母がここで枸杞の実をたくさん買って帰り、お酒に漬け、よく飲んでいました。

調べてみたら、中国最古の薬草辞典にものっているほどの代表的な薬草で、日本にも早くから持ち込まれ、今でもよく利用されているようです。

ちなみに、「クコの実」と検索してみたら、出てくるは、出てくるは、表題は「脂肪の蓄積を防ぐスーパーフード『クコの実』」に始まって、ベタイン、β‐シトステロール、ビタミンB1、B2、リノレン酸にポリフェノール、カルシューム、鉄、りん、などなど、今流行りのサプリメントにでてくるあらゆる栄養成分のオンパレード。何でもかんでも分析の時代だし、それが体にどう効くのかはお構いなしの和洋折衷の用語にはもう辟易するくらいです。滋養強壮にいいですよ、くらいで十分です。

枸杞の「枸」はとげのある植物、「杞」は柳のようにしなやか、ということからついた名で、まさにその通りのしなやかで楚々とした花です。

」という

貴方だけ そっと教える 石斛(せっこく) 蘭

Sekkoku is a wild orchid. Although it has almost disappeared at one time because of overfishing plant, the protection activities have become active recently and are gradually increasing. Beautiful wild flowers should only be seen.

石斛(セッコク)は野性蘭の一種です。岩や大木に着生する着生植物で、日本の中部以南ではよく見かけましたが、あまりの美しさに乱獲がたたり、一時絶滅に瀕しました。

最近は保護活動が盛んになり、徐々に増えつつありますが、まだまだ昔みたいではありません。写真のような花が知れたら瞬く間に無くなる恐れがあります。だから秘密です。

セッコクはセキコクとも呼ばれ、正式には学名を取ってデンドロビュームと呼ばれていますが、英名でも和名のままのSekkokuとかJapanese dendrobiumと呼ばれるほど、日本のセッコクは美しい花です。原産は中国で古くから滋養強壮の薬草として使われていたようです。

美しい花はつい摘みたくなりますが、特に野生種は摘んで帰ってもすぐに萎れてしまいます。野生のままで見るのがいちばんです。

浜香(ハマゴウ)の 香りものせて 梅雨の浜

Hamago flowers are blooming on the shore of the rainy season. The sweet smell resembling eucalyptus sometimes is coming wafting from there.  Only the sound of waves can be heard on a beach where no one is.

梅雨の晴れ間をぬって近くの海岸を散歩していると、甘い微かな香りが漂ってきました。よく見るとハマゴウがひとかたまりになっていて、ぽつりぽつりと花を咲かせています。ユーカリの匂いに似ているそうです。

海辺に咲く花はなかなか園芸用にはし難いのであまり知られていませんが、美しい花が結構多い。厳しい環境の中で育つので、強くて逞しい。

帰ってテレビを付けたらトランプ大統領と北朝鮮の金委員長が電撃会見したというニュースで持ち切りです。これを見ていると、先だってのおもちゃのような兵隊を並べての歓迎式典はもう時代遅れのような気がします。

大阪G20でも盛んにデジタル経済という言葉が使われていましたが、経済だけではありません。21世紀はまさにデジタル社会で、政治、経済、社会すべてがデジタル化された世紀です。

トランプ大統領と金委員長の電撃会見もそうしたデジタル社会の産物です。

浜辺に咲くハマゴウと21世紀社会。変わらぬものと変わりゆくもの。皆が夢か現か幻かの世界に生きているような気がしてきました。

 

尾瀬沼に 夢が走るや タムラソウ

Tamuraso is blooming beside the agricultural road where the rice planting is over. I remembered that the same flower had bloomed in Oze, which I used to visit in the past, and I feel a lump in my throat with nostalgic feeling.

梅雨の晴れ間、買い物に行った帰り道。田植えの終わった農道わきにタムラソウを見つけました。

ふと思い出したのは、昔尾瀬に行ったとき、ニッコウキスゲやハナショウブなど沢山咲く花に混じって、露に濡れたアザミが印象に残りました。もう咲き切って少しだらし気な姿に同情すら覚えたものです。

後でわかったのですが、これがアザミではなくタムラソウだったのです。アザミはきりりとした印象しかありませんが、タムラソウは寝乱れたような姿です。アザミとよく似ています。

今日で6月もおしまい。明日からは7月ですが、尾瀬もこのあたりから賑わい始め、ニッコウキスゲが満開の中旬ごろには銀座顔負けの人出でにぎわいます。そしてまた暑い暑い夏がやって来ます。期待と不安が入り混じった複雑な気持ちです。

雪山に 昴(すばる)を映す 崑崙花(コンロンカ )

Green leaves, white calyxes, small yellow flowers blooming among them, all of them look like the sky reflected in a snowy mountain. The flower’s name is Kunlun flower. It is a mysterious flower.

花の名前はコンロンカ(崑崙花)。花言葉は「神秘」。

白く見える葉は葉ではなく、花を守る萼(がく)で黄色いのが花。紫陽花も見ているのはほとんどが萼で花は中心にちょこんとあるだけです。先日取り上げた半夏生の白い部分は葉です。

熱帯性植物で日本では野生化しにくく、室内で育てる観賞用植物です。

名前の由来も、崑崙が原産地という意味ではなく、中国の奥地、タクラマカン砂漠の南に位置する崑崙山脈の崑崙を取ったもので、遥か異郷の地の植物という意味合いを込めたものと思われます。

崑崙山脈は全長3000㎞、日本列島の長さに匹敵し、月の直径が3500㎞ですから、いかに長大な山脈かが分かるわけです。標高も6000mを超える山々が連なっているわけですから、山頂は雪で白く、シルクロードを通って交易する商人にとっては神秘の山。

コンロンカの白い葉(萼)はその雪を連想させ、黄色い花はまさしく夜空に煌めく星を連想させたのでしょう。なんとも雄大で、ロマンチックで、神秘的な意味を込めた花なんでしょうね。

栴檀(せんだん)に 悲喜こもごもの 物語

Sendan flower was blooming in the nearby herb garden.  It is a sober flower but it has an aroma and many butterflies are flying around.  In summer cicadas will flock and in autumn it will be crowded with starlings.

台風一過、一昨日(6月26日)梅雨入りしたばかりですが、日本近海で発生した台風3号が通過し、今日は爽やかな晴れ間が広がっています。

この梅雨入りも新記録で、今までは6月25日が最も遅かったそうです。なんだか今年も記録破りの気象が続いていますが、ついでに明日行われる陸上競技の100mでも新記録を出してほしいものです。

今日からはG20大阪サミットが開かれるので、大阪市内は超厳戒態勢、恐ろしくて近付けません。

なんでも、動員される警察官は3万人で、かかる費用は75億円、とてつもない費用です。これだけの費用に見合ったというか、これを遥かに上回る効果を出してほしいものです。世界経済、環境、平和、効果が出なければ、サミット連中は「でくの坊」の集まりで、そのどんちゃん騒ぎにしかすぎません。

しかし、G20サミットによる経済の波及効果が大阪で250億円、近畿では350億円というから、これもどういう試算なのか、その通りなら地元は潤うというものです。

さて、栴檀。「栴檀は双葉より芳し」は先日もご紹介したように、この「栴檀」は「白檀」のことで、「白檀」は香木。「栴檀」は花は芳香がありますが、木には「白檀」ほどの香気はありません。

「栴檀は双葉より芳し」は、若い人には英語の「Genius displays itself even in childhood.」の方がよくわかると思います。

「栴檀」は万葉集や枕草子では親しみを込めて歌われていますが、壇ノ浦の戦いで敗れた平宗盛、清宗親子の晒し首を掛けたのも「栴檀」でした。