色合いに 歴史を刻んだ バラの花

今(6/2-6/5) 英国では、エリザベス女王(96)の即位70周年を祝う行事「プラチナ・ジュビリー」が、英国など各地で行われています。写真のバラは、1979年、第4回世界バラ会連合世界大会のプレトリア大会で、「バラの殿堂」入りした品種です。「クイーン エリザベス」と名付けられ、エリザベス女王(エリザベス2世)に捧げられました。英国王室とバラとは、「薔薇戦争」に代表されるように、切っても切れない関係があります。しかし、バラにはもっともっと古い歴史があり、その起源は一説によると今から約7,000万年前~約3500万年前とも言われています。7000万年前というと白亜紀後半の恐竜が絶滅するちょっと前ですし、3500万年前でもまだヒトが存在していない頃ですから、遥か昔から存在していたわけですね。日本のバラの歴史も古く、現在、世界には約250種の原種を含め19,000種以上の薔薇があるとされていますが、そのルーツを辿っていくと、アジアから日本にかけての自生種8種類に行きついてしまうそうです。その内の3種類が日本原産のノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスです。この様に、バラに関してだけでも語り切れない話題があるんですね。

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